だれか、私を殺してください【呪術廻戦】

化粧 ページ16

12月24日 日没前


周囲が鉄線で他人の侵入を許さない鉄骨がむき出しの廃ビルには似合わない鼻歌が聞こえる


鼻歌を歌う夏油は懐からナイフを取り出すと少女の腕に浅く傷をつける


皮膚を破って血液が滲み出るのが妙に艶めかしく、夏油は興奮に似たような感覚が背筋を走ったのを感じる


外から差し込む夕焼けの様に真っ赤な其れを指を掬うと、血をインク代わりに少女の顔に紋様を施していく


目尻、頬を通り、顎先まで指を滑らせ額にも同様に複雑な紋様を手慣れた様子で描く


夏「ふふ、とてもお似合いだよその血化粧


　最後まで見つけてもらえず可哀そうに。でも悲しむことは無いよ


　私たちと一緒に猿共を塵殺して新しい世界を築こう」


とうの昔に何も言わなくなってしまった少女の鼻先に優しくキスをした


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人がほとんどいない高専だが、今日は特にその静かさが際立つ


夏油傑による百鬼夜行のため、乙骨と真希以外の高専の術師は出払っているからだ


憂「結局、Aちゃんのこと助けてあげることができなかった・・・」


悔しそうに歯をかみしめる乙骨の背中を真希が強く叩く


真「本人ブチのめして、本人から聞き出せばいい」


真希の強い瞳と目が合った乙骨は強く頷く


夏「それは楽しみだね」


ニヒルな笑みを浮かべる男に2人は戦闘態勢をとった


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原作とかなり違ってくると思います

原作大事にしている人はもしかしたら不快かもしれません、ご了承ください

お部屋が寒くてタイピングが・・・！(室温6℃)

これだから東北は嫌なんだ！

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