だれか、私を殺してください【呪術廻戦】

初めまして ページ33

『ただいま』


野「おいコラどこいってた」


京都校の面々から逃げるため散歩に出家かけたAが帰ってきたころには、すでに作戦会議が始まっていた


悠「この人も2年？俺、虎杖悠二！」


恵「いや、俺らとタメだ」


『(いい人そう・・、けどなんかやな感じがする)沢渡A15歳。4級です』


身長的に少し見上げながら、握手するために手を差し出す


自分より20センチ小さく、優しさのある丸い垂れぎみな目に見つめられ、胸がきゅんとなる


悠「っぐ・・・俺の好みはジェニファー・ローレンスッ！」


野「情緒不安定かよ」


ぐっと胸を押さえながら握手を返そうとした虎杖


宿「おい小娘」


『っぴゃ！』


悠「あ、コラ！」


虎杖が丁度Aと握手しようとしていた右手に宿儺の口が現れ、ペシッと叩く


突然現れた口に驚き、反射で手を引っ込め、またもや伏黒の後ろに隠れたA


恵「おい、なんで俺なんだよ」


野「あーら、そんなこと言って嬉しいんでしょムッツリ」


『何あれ怖いよ〜・・・』


得体のしれない虎杖に、最初に抱いていた好感度は一気に下落し、Aは泣きべそをかいている


悠「ごめんな、コイツ勝手に出てくるんだよ」


『それやだ・・』


それ、と指さしたのは虎杖の頬にいる宿儺だ


真「話進まないからそれしまえ」


悠「勝手に出てくるんスよ」


後でにしろ、と宿儺に言い、Aが伏黒の後ろから出てきたので作戦会議が再開された


虎杖が肉弾戦を得意とし、素の能力が優れていることから東堂と闘わせることが決定した


真「勝たなくていい、なるべく時間を稼げ」


パ「あ、でもコイツが東堂と当たるなら沢渡の配置替えないとな」


どうすっかな、と考える


Aは一番は位置が難しく、使い勝手によっては勝利にかなり有利になる人物であるため配置が最も難しいのだ

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