検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:40,004 hit

水溜りボンドとおしゃべり ページ3

「喉乾いたな」

事務所のテーブルでひたすらPCに向かってメイン動画の編集をして1時間ちょっと。
隣でサブチャンの編集をしていたトミーが少し疲れた様子でそう言った。

「あー、なんか買いに行く?」

「じゃん負けにしようぜ」

「おし」

「じゃーんけんぽん」

秒で負けた。

「くっそ」

「俺コーラ〜♪」

わ、俺もコーラの気分だった笑

「じゃあコーラ2つ買ってくるわ笑」

「一緒かよ笑」


軽く笑いながら財布を持って席を立ち、自販機のある場所へ向かった。


今日はこのあと編集終わったら家帰ってなんか適当に飯食って、今度のライブの準備そろそろしないとな…

なんて考えながら自販機の場所につくと、


「あ!カンタくんー」

俺に向かって手をひらひら振ってる女の子が。

「おー…!Aちゃん」

「わー!」

「うおっ!」

突然俺に向かって軽めの体当たりをしてくるAちゃん。

「いやいやいや危ないでしょ笑」

なんとなく手で抱きとめる感じになったのがかなり恥ずかしいけど、顔に出さないよう気を引き締める。

「えへへー」

…なんてこともできず、その笑顔をみてなにも言えなくなる俺。
Aちゃん可愛いなあ。

女性に触れられるのとかあまり得意じゃないはずなのに、Aちゃんだと嫌じゃない、ていうかむしろ嬉しいかもしれない。
なんでだろ。同い年だから?Aちゃんが可愛いから?


「カンタくん今日はどうしたのー?打ち合わせ?」

「もう終わって、編集キリついたら帰るよー。Aちゃんは?」

「わたしはあと30分くらいで打ち合わせ〜」

「そっか。あ、なんか飲む?」


コーラを買いながらAちゃんの方を見てみる。

「さっきがぶがぶコーヒー飲んじゃったから大丈夫〜笑 でもありがとーカンタくん」

でもありがとー、ってわざわざつけるところにAちゃんらしさを感じた。


「ね、ね、30分一緒にいちゃだめ?」

「お、おいでー。向こうにトミーもいるから」

いちいち可愛いなもう!なんて思いながら、一緒にトミーの元へ歩いた。

水溜りボンドとおしゃべり2→←マホトとごはん



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
144人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シーク - とても面白い作品をありがとうございます!続き頑張ってください! (2018年8月10日 3時) (レス) id: 364cb89ff0 (このIDを非表示/違反報告)
トーカ - 面白すぎます これからも色々なお話楽しみにしてます頑張ってください (2018年1月20日 14時) (レス) id: 89fc125e2b (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - あやかさん» コメントありがとうございます励みになります…!これからも頑張ります! (2017年11月29日 0時) (レス) id: 34d75070df (このIDを非表示/違反報告)
あやか - 面白くてこの話すごい好きです!これからも頑張って下さい!! (2017年11月20日 0時) (レス) id: 1e6e72e0e3 (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - りりりさん» コメント嬉しいですありがとうございます!!このあと久々に更新しようと思っています…! (2017年11月19日 16時) (レス) id: 34d75070df (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あー | 作成日時:2017年9月14日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。