179ラッキー ページ29
翌日教室に入ったら
廉が手招きしてる 舌舐めずりしてるライオンに見える
その様子を クラスの みんなチラチラみてる・・
私は 手招きされなくても そっちに行きますよーだ
だって 私は隣の席だもの
廉「 昨日は 学校じゃ 無いところで
俺と一緒にすごせて
最高にたのしかったろ」
と廉が 得意げに大きな声で話しをした
やめて まるで デートでもしたみたいじゃない！！！
いや・・それより
昨日すごいことされたんだ
廉に！！！
私は廉の 器用な指先をみつめた
あの手がいけない
そしてちょっと文句があった〜〜〜
A 「紫耀とは 学校では あんまり喋らない
家でだって 最近忙しそうだし よそよそしいし
とにかく 紫耀といるの 貴重なの 」
廉が いたから紫耀を独り占めできなかった
A 「独り占めしたかったなー」
廉 「お前 俺を 独り占めしたいんか？」
廉が瞳を輝かせた
廉 「普段 授業中 独り占めして・・
お前 めっちゃラッキーやでー！！」
そう言って バシバシ背中を叩かれた
ああ 国民的彼氏 神宮寺君ならきっと
もっとさりげない 優しいボディータッチをしてくれるんだろうな
と思ったのに・・
A 「どうもありがとう」
なんか反射的に 廉に お礼を言った！！！
うっかり
私腰低すぎ
そして ありがとうって言ったけど
テンションが上がらない
ラッキーガールなはずなのに！！！
なぜだ？
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作者名：あきあきあき | 作成日時：2018年8月19日 23時
