＊ミナリとなら──。 ページ9
【Aside】
なんだかんだ逃げ続けてきた。
ハルトがこの世にいないって
事実のわかるものなんか何一つ見たくなくて。
だけど、そうやって
いつまでも逃げていたら結局前に進めない。
だからきっと･･･ミナリは
私をここに連れてきたんだ──と。
だけど実際来てしまったら
鉛のように重くなった足は
一歩も前に出すことができなくて。
"ハルトじゃなくてミナリが好き"
どの口が言ったの？･･･そんなセリフ。
口ばっかりじゃん私。
結局こうして身体は･･･
まだハルトが好きなんだって訴えてる。
それがなんだか悔しくて。
悔し涙は次々と零れ落ちてきて。
だけどミナリは───
｢はは(笑)･････泣くと思った。｣
そう言って、余裕な顔して
私の頬を撫でたんだ。
そして私の涙を親指で掬いながら言った。
｢大丈夫。いっぱい泣けばいいし。
怖いのも仕方ないよ。
･････ずっと受け止めることが
できない場所だったんだから。
だけど･････僕も。
ハルトに挨拶してからじゃなきゃ
Aとちゃんと付き合えないって。
そう思ったんだ。
だから２人で報告に行こう？
今日から･･･付き合うことにするよ、って。
２人で一緒に･････前に進もう？｣
ミナリの言葉を聞いて。
なんで昨日、ミナリが"付き合おう"
って確信的な言葉を言わなかったのか。
なんで今朝、私の部屋に
入らなかったのか。
なんとなく、わかった気がした。
"彼氏でもない男"だったミナリは
やっぱり今も"彼氏でもない男"のままで。
ちゃんとハルトに報告してからじゃないと、
まだミナリは私の彼氏ではないんだって。
そうやって一線を引いていたんだ──と。
そして、そこまでしてくれる程、
ミナリもまた、
私と同じようにハルトを
大切に思ってくれてるんだって思ったら･････
じわっと勇気がわいてきた。
ミナリとなら────。
そう思ったら
やっと一歩前に踏み出せた足。
｢･････A？｣
『 大丈夫。行けるよ私。
ミナリと２人なら行ける。』
｢･････うん。｣
そして私達はしっかりと手を繋いで、
その大きな門をくぐったんだ。
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aki(プロフ) - ともつっちーさん» ともつっちーちゃんありがとう！やっとだよ！やっと終わりましたよｯ( ；∀；)ほんと長がった〜！でも無事ミナリを幸せにしてやりました(上から←爆)つっちーちゃんのジェジの続きもうずうずしながら待ってるからね！← (2017年7月22日 19時) (
レス) id: d9eca195c1 (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - ナオコさん» ナオコさん。最後まで読んで頂いてありがとうございました^^ふふふ〜♪どんどんミナリを好きになってあげてください(〃艸〃)ほんとに。姉妹でジェジとミナリなんて羨ましすぎますよね〜♪ (2017年7月22日 19時) (レス) id: d9eca195c1 (このIDを非表示/違反報告)
ともつっちー(プロフ) - akiちゃん！お疲れ様でした！！切な苦しい恋だったミナリが幸せになってくれて良かったー(´∀｀)本当に毎日毎日更新してくれて朝の通勤電車が楽しかったよ。ありがとう！ (2017年7月22日 8時) (レス) id: d12e2350ed (このIDを非表示/違反報告)
ナオコ(プロフ) - akiさん連載お疲れ様でした♪毎日更新されるのを楽しみにしていました！私の中でミナリは恋愛対象じゃなくて(ごめんなさい)年の離れた弟っぽい感じ？だったのに、気づいたらちょっと好きになってしまいました(//∇//)姉妹でジェジとミナリだなんて羨ましすぎます(^^) (2017年7月21日 19時) (レス) id: 776f0c3140 (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - あつこさん» あつこさん最後までお付き合いありがとうございました^^ツイで毎日お話の更新お知らせをしていたのですが、質問してみたら最後一気に読みたい読者さんが多かったので一気に作業しちゃいました！早く次の連載開始できるよう頑張るのでその時はまた覗きに来てくださいね♪ (2017年7月20日 9時) (レス) id: d9eca195c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aki | 作成日時：2017年6月23日 21時
