微妙な沈黙。 ページ23
.
嬉しいはずなのに･････でも
顔を見ることすらできなくて。
『別に逃げてないし。』
そんなかわいくない言葉しか
返せない自分にため息が出る。
だけど、そんなあたしを
ははって笑ったジェジンは、
「じゃあなんだよ(笑)
用事あって帰るヤツがコートも
バックも持たずに帰らないでしょ？」
ってあたしの頭をクシャっと
撫でたんだ。
.
"大好きな手があたしの頭を撫でてる"
たったそれだけのことなのに･････
我慢してた気持ちが溢れ出すみたいに
涙がいっぱい溢れてきちゃって。
悔しいけどあたしは
───泣くのを我慢できなかった。
ズズっ･････。
涙と一緒に垂れてくる
鼻水を一生懸命すすってるあたし･･･。
どんだけかっこ悪いの？(泣)←
そんなこと思いながら
でも次々と零れてくる涙と鼻水を
止められないでいたら
「A泣いてんの！？
つーかほらほら！ティッシュティッシュ！」
ってあたしのバックから
ティッシュを取り出そうとしてくれたジェジン。
『あっ･････。』
「ん？･････なにこれ。」
その時、出してくれたポケット
ティッシュと一緒に外に飛び出して
地面に落ちたのは･････
あの日。なおちゃんと買った
ぶっさいくな人形のキーホルダーが
入った袋で･･･
不器用に赤いリボンを付けてあるその袋は
一応･････誰がみても多分プレゼント
なんだろう。･･･ということくらいはわかる。
『さわんないで！！！』
あたしは慌てて
地面に落ちたその袋を拾い上げると
ジェジンがさっき出してくれた
ポケットティッシュでとりあえず鼻水を拭いた。
微妙な沈黙･････。
あたしとジェジンに･････
今までこんなこと１度だってなかった。
────こんなふうになりたくなかったのに。
慣れない沈黙に、
このあとどーしたらいいんだろ、なんて。
そんなこと考えていたあたしは
やっぱりどこまでも恋愛に不器用で。
考えてみたって
思いつくわけないのに･････
あたしは鼻水なんて
とっくに拭き終わっていたのに
いつまでもティッシュを弄っていた。
そしたら･････
「･････ごめん。」
ジェジンが先に話し始めたんだ。
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aki(プロフ) - ローズマリーさん、いつもありがとうございます♪そしていつも褒めて頂いてばかりで、私めっちゃローズマリーさんに甘やかされてますね(//ω//)(照)ホンギのお話も現在執筆中です。クリスマスに間に合えばいーなぁ(*´ω｀*)♪ (2015年12月19日 15時) (
レス) id: d9eca195c1 (このIDを非表示/違反報告)
ローズマリー(プロフ) - 素敵なお話でした。友達の横恋慕にスンふられた？と思いきや、意外な展開でさらに引き込まれました。何度も胸がキュンとなり、心揺さぶられ涙も誘われ最後まで読み応えありました。そして、ホンギだけ付き合ってないって思いました私も。続編楽しみにしています。 (2015年12月19日 10時) (レス) id: c5c79aae4e (このIDを非表示/違反報告)
まどか(プロフ) - akiさん» チング当てはめてギャーギャー言うてます！！笑 是非、お願いします！！愛するスンと幸せにさせて下さい♪笑 (2015年12月18日 19時) (レス) id: 09bb6b61a5 (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - ともつっちーさん» ぎゃー！！ともつっちーさんにそんなふうに言ってもらえるとかそっちのがむしろ興奮だよ！←鼻血でそう(TT)幸せになって貰えてよかった(〃ω〃)こちらこそ。読んで頂いてありがとうございます♪ (2015年12月18日 19時) (レス) id: d9eca195c1 (このIDを非表示/違反報告)
ともつっちー(プロフ) - 読んだ読んだ読みましたよー！！akiさんっ！(興奮)あー。やばい。ドキドキが止まらないとはまさにこの事！素敵なお話ありがとうございます！幸せな気分になりました(*^^*) (2015年12月18日 16時) (レス) id: 0b7e5f92c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aki | 作成日時：2015年12月1日 20時
