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あれからずっと上の空だった。
仕事も手につかなくて怒られるし
お弁当忘れるし
お茶こぼすし。
おまけに、気晴らしでお笑いのライブでも行こうかなってチケットとったのに
それも無くすし。
はぁ、ついてない。
全部全部、山田さんの…。
『いや、そもそも私が高望みしたのがいけないんだ。
山田さんは、俳優。私みたいな一般人よりも綺麗な女優さんの方がお似合いだよ。
ははっ…。』
なんだか自分で言っておいて空しくなった。
すると、頬を雫が伝う。
空を見上げると、分厚い雲がかかり、雨が降ってきた。
でも、雨にしては生ぬるい。
果たして頬を伝ったのは雨なのか。
それとも
涙なのか。
ぐちゃぐちゃな感情が渦を巻き、私はなりふりかまわず走り出した。
するといきなり腕を掴まれる。
山「Aちゃん」
『な、んで…。』
そこには息を切らした山田さんがいた。
『…なんでほっぺた赤いんですか。』
山「あー、これ？ んー。けじめ？」
『はぁ？』
何でここに山田さんがいるのかはわからない。
だけど、今は顔も見たくない相手。
泣かれているのを悟られたくなくて。
迷惑かけたくなくて。
私は顔を逸らし、俯いた。
雨に打たれたせいか、少し寒気がする。
そう思っていると、ぬくもりぬ包まれた。
そう、山田さんに抱きしめられていたのだ。
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菜波(プロフ) - qiantiankanshenさん» ありがとうございます！もう少しリアルが落ち着いたら、続編出しますね^^* (2022年5月18日 23時) (
レス) id: c08ccacbc5 (このIDを非表示/違反報告)
qiantiankanshen(プロフ) - わあ！第1部完結おめでとうございます！！！第2部楽しみです！ (2022年5月16日 22時) (レス) @page50 id: 0c4d440b65 (このIDを非表示/違反報告)
菜波(プロフ) - qiantiankanshenさん» ありがとうございます！オチは考えておりますので、完結までお付き合い頂けると幸いです(*^^*) (2022年5月8日 23時) (レス) id: c08ccacbc5 (このIDを非表示/違反報告)
qiantiankanshen(プロフ) - 山田裕貴さんも好きだし、お話もとても面白いしこの話を読むのがとても毎日楽しみです！頑張ってください (2022年5月8日 22時) (レス) @page22 id: 0c4d440b65 (このIDを非表示/違反報告)
菜波(プロフ) - qiantiankanshenさん» コメントありがとうございます！頑張ります( •⌄• ) (2022年5月7日 2時) (レス) id: c08ccacbc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜波 | 作成日時：2022年5月6日 15時
