天内理子の親友【呪術廻戦】

あとがき ページ36

悟「ねーA、姉妹校交流会で生徒に戦わせる呪霊出して♡」

『失礼ですが五条さん、ちーちゃんは便利屋じゃ…』

悟「僕の言うことはー？」

『絶対ですごめんなさい呪い溜めてきます』

無事に(？)高専の教師として五条さんの下で働かされています森内です

相変わらず味噌っカスで陰キャな私は生徒からしっかりしろよと言われるしがない呪術師となりました

ちーちゃんが作る呪霊はその辺を漂ってるのを集めてるので、呪いの集まる心霊スポット巡りをさせられててもう心が擦り切れそうです

近接どうにかなればいいんだけど運動神経からっきしな私はこの前真希ちゃんに負けました

そもそも近接の前にちーちゃんが全部吹っ飛ばすから一向に経験が積めません

あの日から13年たった

今でもなんだか理子ちゃんが死んだ事が信じられない時があって、たまに理子ちゃんを探しに出かける

それで最終的に理子ちゃんと黒井さんのお墓にたどり着いて「ああ死んだんだな」って落ち込む

目を閉じれば思い出せてたはずの理子ちゃんももうぼやけてきちゃった

声もとっくの昔に忘れちゃって思い出したくても思い出せない

理子ちゃんは写真とか撮らせてくれなかったから卒業アルバムにも載ってない理子ちゃんの姿を写したものはこの世に残ってない

カサリとシワクチャになった手紙を取り出す

お守りに入れて持ち歩くそれは、血の染み込んだ部分がもうボロボロで崩れてきている

理子ちゃんと一緒にいた時間は私の中にあって大切な宝物もくれた

だから安心してね理子ちゃん

私は私なりにたくさん頑張ってから会いに行くからさ

積もる話もあるしあの下手くそなお菓子でも作って待っててよ

手綱取られてるんで簡単には死ねないのが少し残念だけど

理子ちゃんが同化して守るはずだった日本を私も頑張って理子ちゃんの分も守るね

だからその日までーーー

　 森内A】


どこかで私の名前を呼んでる気がする

両足と左腕が無くなった私はもうすぐ死ぬ

庇った生徒が私を見て泣いてるけど気にしなくていいの

むしろやっとか、って安心してる自分がいる

理「A」

残った右手が優しく引っ張られた気がした

抱きしめられた会いたかったずっとずっとずーっと

『会いたかったよ理子ちゃん…っ！』

理「私はもう少し遅くてもよかった気がするぞ

おつかれ様A」

優しく涙を拭ってくれた

生まれ変わるその日まで一緒にいようね

大好きだよ理子ちゃん

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