Essential_01▼コムドット (ページ26)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:82,494 hit

_ ページ26

やまと「えー、なんでゆうた指名なの？」

ひゅうが「ずりぃ〜。俺のが荷物持てそうじゃん〜。」

ゆうま「ゆた氏いいなあ〜。」

あむぎり「てか連絡先いいなあ…。」

あむぎりとゆうまは、いまだ連絡先も知らなかった。

ゆうた「ま、ご指名なんで(笑)いってきまーす。」

茶化したように笑ったが、内心は焦りと緊張。他4人ともだが、自分だけだと思っていたが違ったから。

キャップを被り部屋を出るとAはすでにドアの前にいた。

「ありがとね！」

ゆうた「いや、こちらこそだったから。ってか良かったの？なんかご飯作ってもらうことになっちゃったけど…。」

「全然！むしろ助かる。1人だとねー、つまんないことの方が多いからね(笑)」

ゆうた「したら、いつでも来てよ、事務所。みんないるし。」

横に並んで歩いたままのゆうたは頬を赤らめてそう言った。少し驚いたAだったが、ゆうたの横顔を見て微笑んで、大きく頷いた。

「へへ、ありがと。じゃあ家戻った時は遊び行っちゃお。」

ゆうた「あんまり家にはいないの？」

「うん。いろんな事業やってるから、転々としてる(笑)週に1回か2回かな、戻るのは。」

地下駐車場のエレベーターを降りたすぐ目の前に停まっていたベントレーの運転席に手をかけた。

ゆうた「…Aさんって、実は超すごい人？(笑)」

「んー、ないしょー(笑)しがないショップ店員です(笑)」