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ひゅうが「遠くなんかないでしょ、ほら。」
手を伸ばすと、Aさんも俺の手に触れた。
「へへ、近いね。」
触れられる距離に、いる。
「ひゅうがくん、今日は事務所戻るの?揚げ物、揚げ物ガッツリ食べたい。とんかつを心ゆくまで揚げたい。」
ひゅうが「オーケー(笑)Aさんの心ゆくまで揚げてください。」
「やった!それに、さん付け、いつまでしてるの?」
ひゅうが「じゃあ、A、?」
「ん、ひゅーが!」
Aの笑顔。
全てが吹っ飛ぶ。
「ちょっと仕事あるから、先戻ってまた夜行くね!」
ひゅうが「ん、了解。」
駆け出すAを見送って、もう一度カウンター席に座り直す。
『メンバー全員ライバル、だっけ?(笑)』
ひゅうが「マスター面白がってるなあ〜(笑)Aって彼氏とかいるの?元カレどんな感じっすか?」
『まあ俺はAとは長い付き合いだから俺から色々話すのは野暮だろ(笑)』
ひゅうが「たしかに…。」
事務所戻ったら、Aが来て、一緒に夜ご飯食べて、今日の洗い物は俺がやろっと。
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作者名:aki | 作成日時:2022年3月24日 20時