_ ページ23
悪戯な顔をしてAは自分の右耳を指差してから、しーっと口元に指をやった。
ゆうた「(Aさんも、付けてくれてるんだ。今日も。)」
足を組み替えたときに、少し音を立てたゆうたの左足首のアンクレット。
華奢なデザインだが、ゆうたにはよく似合っていた。
ひゅうが「で、やまとは不動産屋でAさんと会ったの?」
やまと「そそ。そのあと挨拶来てからは何回かこうやって糖分差し入れしてる(笑)」
「やまとが来ると甘いのいっぱいもらえるからね〜!」
ゆうま「女性に言うのはアレかもしれないんですけど…、Aさん痩せました?」
ひゅうが「そう?あ、別に太ったって意味でもないからね!」
あむぎり「この前風邪引いたって言ってたからですか??」
「風邪のせいもあるけど、ゆーまくんに会うときってスーツとかフォーマルな格好してることが多いからかな〜。
舐められないようにちょっと大きく見せようとしてる。(笑)」
ゆうまの知るAは高いヒールにスーツ。
キャリアウーマン的なイメージが強かった。
部屋着のAはオーバーサイズのセットアップだがショートパンツで華奢な足がさらに細さを露呈させている。
318人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:aki | 作成日時:2022年3月24日 20時