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「なんかまた変なDM来てるなあ。最近多いね。」
TikTokのアカウントを開設してから、フォロワーやいいね数はメンバー内で一番のAだが、そのせいでもちろん一定数のアンチもいる。
やまと「あんまやばいのあったら全部スクショしといて。ってかアカウント管理はぼんがしてるでしょ？」
ぼん「うん。悪意あるコメントは全部ストックしてる。」
ゆうた「殺 害予告まがいのコメントも来てんじゃん。ほんとお前一人で外歩くなよ。」
「わかってるよー…。耳タコだよ。」
ぼん「耳にタコができるくらい言ったって心配なんだよ。Aも気をつけるんだよ？」
「うん、だから絶対誰かといるもん。そもそも私1人でいるの嫌いだし。」
やまと「それもそーだったな。ほら、もう着くよ。A起き上がって。」
ゆうたの膝に頭を乗せて寝転んでいたAに起きるように促す。
ゆうたはAの髪を撫でながら、起き上がらせる。
ゆうた「たしかに痩せたな。」
「そうかなー…。じゃあ今日終わったら甘いの食べたい。」
やまと「どっか寄ってから帰るか。」
吉祥寺で撮影だったこともあり、比較的仕事はスムーズに終わり、ロールケーキを買って帰ることにした。
やまと「買い取ったの？それ。」
「うん、気に入った。」
右手のバングルをやまとに見せびらかすようにするA。
ゆうた「ちなみに俺も。」
ゆうたの左手にはAとお揃いのバングルが光る。華奢なデザインのAのバングルとは違ったデザインだがゆうたによく似合っていた。
やまと「言えよ！俺もほしい！」
「だめ、ゆたとお揃いにしたんだもん。」
ゆうた「うん、だめ。」
やまと「なんでだよ！？」
相変わらずのいじられ具合だが、楽しそうに笑うAの頬に触れるやまと。
やまと「(まあAが笑ってるから、それでいいや。)」
やまとにそう思わせるAの底抜けに明るい笑顔。
ゆうたもまた、眩しそうにAを見つめる。
一番付き合いの長い二人だからこそ、Aのことが大切で仕方がない。
笑っていてくれれば、なんでもいいと思えてしまうくらいに。
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作者名：aki | 作成日時：2022年4月9日 7時
