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「…んんゔ。ひーくん、、、。」
「きらいしてごめんねぇ、、。
けいちゃんひーくんしゅきよぉ、、、」
「謝れたのは偉いけど、
嫌いは傷付くなぁ…。」
シュンとしながら話す姿は
いつもより小さく感じます。
「んぅ、、、きらいないの！
だいしゅきなの！
くましゃじゅるいなの、、、」
「もう、嫌いって言わない？
プイってしない？」
「ちないの、、、
だからげんきちて？」
「んふ、いーよ、
今回は許してあげる。」
パパ曰く"元気して"は慧ちゃんが
御免なさいをした時に言うセリフ。
もう言わないから。だから元気出して？
って伝える時に言ういわば
魔法の言葉らしいのです。
「んーー！！ありがとうなの！」
「んっと、、けいちゃんが、
くまさんだっこするから、ひーくん、
けいちゃんだっこちて？」
「それでずっと見てたの？」
「だって、けいちゃんのおひざだもん。
くまさんずるいずるいなの！」
「んふっ、ひーくんのお膝の上は
慧ちゃんの特等席かぁ、、、
じゃあ、慧ちゃんしか座れないねぇ」
「しょーなのよ？けいちゃんの
とっとうせき！」
クマさんを抱っこして無事に照さんの
膝の上に座れたのが嬉しいのかずっと
"とっとうせきー。とっとうせきー。"と
言いながら横揺れをしている慧ちゃん。
「とくとうせきだよ？慧ちゃん」
と、教えながらほっぺたをプニプニ。
「んぅ？とっとうせきー？」
「可愛いからいっか、、、。」
"いや、良くねぇわ。
きちんと教えてよー？"
"とくとうってややこしいもんなぁ"
"ってか、照と慧ちゃんお似合いだな"
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作者名：いのゆう。 | 作成日時：2022年6月13日 11時
