慧ちゃんと雪男さん 2 (ページ8)

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とっとうせき！ページ8

「…(チラ)…。」

「…んぅ(小声)」

「悩める慧さんどーしたの？」

「んんぅ、、ままぁ、、」

ママ事深澤さんに声を掛けられると
そのまま胸に飛び込む慧ちゃん。

「おぉ、、どったの？」

「くましゃん、、、」

「んー？欲しいのー？」

「ちあう！ひーくんの…」

"おひざぁ"と小声で話す慧ちゃん。

「んはぁ、かっわいいー。
嫉妬してるべ？ひゃぁー！
照も罪な男！」

「でも、あのくまさん慧ちゃんが
どーぞしたんでしょ？」

「ん。…(ｸﾞｽｯ)だけど、、、
や、、なの。くましゃ、じゅるいの」

「え？可愛い…。照のお膝のくまさんを
慧ちゃんのお膝に乗せれば、
慧ちゃん照のお膝座れるよ？」

照さんをチラチラ見ながら話す2人。
視線を感じたのかそんな2人を見て
くまさんで手を振る照さん。

「わっ！くまさん
お手振りしてくれたよ？
慧ちゃんご挨拶しないと！」

「…(ﾌﾟｲｯ)けいちゃん、ちらない。
ひーくんきらぁい…」

「あひゃひゃ！照嫌われた。
…でも、慧ちゃん、嫌いはめよ？

あーあ、ひーくん拗ねちゃったよ？」

視線を感じてクマさんで挨拶したけど、
顔を背けられ嫌いと言われ
シュンとしてしまった照さん。

「んんゔ。でもぉ、、けいちゃんの
おひざぁ…。くましゃんの
おひざじゃないのぉ、、」

「それ、そのまま照に伝えておいで？
大丈夫だから、ママが大丈夫って
言ってるんだもん。

…はい！行った行った！」

なんて言いながら優しく
背中を押して送り出すふっかさん。