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「おっとー？
お互い第1種目が
終わり第2種目へー！
翔太選手、次はブロックをケースに
慧選手は、絵本を本棚に！！」
お互い喧嘩をする事無く
黙々と作業をこなす。
このままいけばすんなりと
終わるのですが、、
この2人何故かそうはいきません。
「んぁ！けーちゃん、それ
しょーのしーくん！たいせつして！」
慧ちゃんの少し雑な片付けに
巻き込まれ倒れてしまった
翔太くんの相棒のしーくん。
ですが、我関せずな慧ちゃん。
「んもぉ！けーちゃんきいてる？
パパがおはなししてるひとのめをみて
ききましょう！って！」
"いってたの！…いってた…もん。"
ウルウルになりながらも怒る翔太くん。
「はい！慧お終い！
お片付けお終いです！
パパの所に来て下さい！」
"お終い"の合図に反応をし手を止めて
素直に雄也さんの元へ向かう慧ちゃん。
「なぁーにぃー？」
「パパ怒ってます！
何でか分かる？」
そう言いながら膝の上に座らせ
慧ちゃんの目を見て話す雄也さん。
少し間が空いてバツが
悪そうな顔をして、
「しょーたくんのしーくん
たおしたのにごめんね
しなかったから、、。」
「うん。そーだね、
翔太くん"お話してる人の目を
見て聞きましょう"って言ってたよ？
パパも言うよね？慧がされたらどう？
慧の大切な子倒されて無視されたら、、」
「いやぁ、、なんでぇ！っておこる！」
「だねぇ。じゃあ慧はどうしたら
良いんだっけ？」
"…ごめんねするの"ボソッと
言う慧ちゃん。
自分がされたら嫌な事と気
が付いたのですが、チラッと
翔太くんの方を見るだけで
動こうとはしません。
「…グスッ。ぱぱぁー…。
しょーあいたいよ、、。」
しーくんを拾ってきて
ぎゅーっと抱きしめながら"ぱぱ、、"
と呟く負のオーラを見にまとった
翔太くん。
「はい！慧行ってきな！」
膝から下ろして
背中を軽く押す雄也さん。
ポテポテと翔太くんの
元へ歩く慧ちゃん。
「しょーたくん、しーくんたおして
ごめんね…。わざとじゃないの。
んんぅー、、でもごめんねぇ…。」
「んぅ。けーちゃん、しーくん
たいせつにしてくれる？」
「しーくんもしょーたくんも
たいせつする…よ？」
謝ると同時に告白紛いな事を言う
慧ちゃん。
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作者名：いのゆう。 | 作成日時：2020年9月17日 1時
