慧ちゃんと雪男さん (ページ21)

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けいちゃんのお友だち候補ページ21

保育園や幼稚園に行く事がない
慧ちゃん。ですが、
つい最近2つ上の
お友だちが出来たそうなんです。

そんな出会いはというと、

知る人ぞ知る穴場スポットの海に
フラッと1人で遊びに行き
その時に知り合ったサーファーさんと
意気投合をした雄也さん。

最初は1人でサーフィンを
していたのですが、気がついたら
知らない人が波に乗っていて

「「あ、、どもっ。」」

ボードを持って気まずそうに
挨拶をする2人。と、そこに

「ぱぱぁーーー！
しょーたもうみぃ！」

と、小さい子の声が聞こえて

「翔太はお留守番。
もう少し待ってて！」

なんて応えるパパらしき人。
を、見つめてると、

「お恥ずかしい…。
何時もは1人で来るんですけど、
着いて行くって聞かなくて…。」

なんて、声が掛かって来た。

「いや、可愛いですね、
ボクも3歳の息子が居るんですけど…。」

「そーなんですね。
うちは5歳で、翔太って言います。」

なんて言いながら2人で
息子さんの所に歩いていく。

「やだぁぁぁぁーーーーー！！
しょーたも！！ぱぱだけずるい！！」

「翔太静かにするお約束は？」

「んぅ。でもぉー！」

"静かにしないなら次からお留守番だよ？"
なんて言いながら翔太くんの
元へ歩み寄るパパさん。
めっちゃロイヤル…。

いや、ロイヤルってなに？

「パパとのお約束守れないなら
翔太とはお出掛けしないよ？」

"だめなのぉー。しょーたのパパだもん"
なんて言いながら口を尖らせる翔太くん。

「ねぇ、パパのお友だちぃ？
じょーずねぇ。パパとおなじ！」

いきなり振られ戸惑う雄也さん。

「まだパパのお友だちじゃないよ。
初めましてだからね。」

「んぅ。パパとおなじだから
お友だちだとおもったのぉ。でも、
おはなししたからお友だちでしょ？」

"だってパパいつもいうもんね！"
なんてキラキラな笑顔で
パパの事をみる翔太くん。

「んふ。そーだね。
お話出来たらお友だち。
ってパパ教えてたね。

えっと、なんかすいません。
改めてなんですが、宮舘涼太と言います。

こっちは息子の翔太です。

お願いします(ﾆｺｯ)」

「あ、髙木雄也です。涼太さんと
翔太くんお願いします」

「ゆーやくん！しょーた5さいです。
おねがいします。」

"あ、翔太それはダメです。"なんて
焦りながら伝えるパパさん改め
涼太さん。