慧ちゃんと雪男さん (ページ11)

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ままとメンバーさんページ11

「ままぁーーーー！」

「あっ！ちょ！慧！！」

雄也さんと一緒に現場に来た慧ちゃん。
撮影場所が同じだったのか
前を歩く辰哉さんを見つけて
駆け出していく慧ちゃん。

9人勢揃いしているのですが、
最後尾に居るママの辰哉さんしか
目に入っていないのか
そのまま辰哉さん目掛けて突進。

「…いった！え？何？誰？」

同じグループの照さんと
お話していたのを中断して
後ろを振り返る辰哉さん

「えへへぇ。まっま！」

振り返った辰哉さんの
両足に抱きつきながら
ニコニコしている慧ちゃん。

そんな慧ちゃんを見てキョトンと
している辰哉さん以外のメンバーと
どうしよう。とソワソワしている雄也さん。

と、目線を合わせる為に
しゃがんだ辰哉さん。

「おー！慧ちゃん！久し振りだねぇ。
元気だったぁ？またママと
くまさん取りに行こーねぇ。」

「んふふ。げんきよー？
ほんと？くましゃんたくさん？
…けいちゃんうれちぃ。」

感動の再会を果たした所で、
追い付いてきた雄也さん。

「慧！廊下は走らない。
知ってる人が居てもドンって
しないってお約束したよね？」

息を切らしながらもダメなことは
ダメと怒る雄也さん。

「…おやくそく、、でもけいちゃん
ままにあえてうれちかった、、から。
んんん、、ぱぱぁ、めんねぇ、、。
ままもどんめんねぇ、、。」

最近やっと自分が悪いと思ったら
素直に謝る事が出来るようになった
慧ちゃん。

「謝れたのは偉い、けど、慧
ママ以外の人にも挨拶してね？」

なんて言うと思い出したのか
雄也さんの後ろに回り込んで
イヤイヤと頭を振る慧ちゃん。

「んぅ。はずかちい…。」

「ふふ。8人も居たら恥ずかしいよね。
髙木さんこの後時間大丈夫ですか？
もしあれでしたら俺らの
楽屋来てお話ししませんか？」

「メンバーの皆さん大丈夫ですか？
俺らは帰るだけなので大丈夫です。」

「俺らも終わったので大丈夫です。
話題の子なので是非笑」

"じゃあ、慧ちゃん一緒に行こっか"
なんて言いながら先陣を切る
辰哉さんとその後ろを
ゾロゾロと歩く男性8人。