慧ちゃんと雪男さん (ページ2)

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誰…？ページ2

「ゆーや？と、あっ！ゆーやぁ！」

「りょー、、た？と、んとぉ、
しょーたぁ？んーちがうー！」

「んとー、ひかちゃんじゃないひかる？
とひかちゃん？ん？」

何処かから持ってきたカードを
おもむろに広げ俺に背を向けて
1人ぶつぶつ言いながら遊ぶ慧。

猫背過ぎない？なんて思いながらも
さっきから知らない名前ばっかり
登場して来て戸惑ってます。

暫く眺め、、ウトウトして来た頃に

「んふっ！おーしまい！
ひかちゃん！できたぁ！」

なんて声が聞こえ、
洗濯物を干してる庭から

「おー！何人出来たの？」

なんて意味の分かんない質問。

「んとー、ふたつー！」

「おおー！20人か、、凄いじゃん！」

「んふっ！でもねぇー、こーちゃん
とけいちゃんいなかったのー」

なんて、シュンとしながら言うと
干し終えたのか頭ポンポンしながら

「ふはっ、次は混ぜておくね。」

なんて言う光くんに"ありがとう"と
ニッコリ笑顔な慧。

その後も何回か神経衰弱をして
満足したのか、
ソファにゴロンと横になり
そのまま眠りに就く慧。

「で、光くんこれなんなの？」

気になったので
そのまま聞いてみる事に

「ん？雑誌に付いてたの、
慧ちゃんが気になってたから加工して
プレゼント。保育園とか
行かせてないから顔覚えるの
苦手になったら困るでしょ？」

いや、外手の込んだもの…。
頭上がらないなぁ…。

「あー、保育園とか
行かせてないもんね。
ありがとうございます。」

「楽しくなっちゃって
気がついたら終わってたから
なんてこと無いよ(ﾆｺｯ)」

男前な発言…。

光くんは集中したら短時間で
短期間で終わるタイプだもんな。
俺は真逆なタイプだから羨ましい限り。