おれと息子のおはなし (ページ30)

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俺の名前ページ30

慧が迷子になったお花見から
少し経った今日はこのシェアハウスに
山田がやってくる。

"え？あの約束事は？"って？
ネチネチ言われたから覚えてました！

あの後きちんと山田の
仕事の事説明しました。
慧は"じゃありょーちゃんもおしごと！"って
言ってたのできっと
認識してくれた…は、、ず！

「ぱぱー？おそとはー？」

最近公園に行く事にハマってる慧。
今日もお昼ご飯を食べて少しお昼寝して
元気になった、慧は、外で遊ぶ気満々。

「今日はお家です。
ゆっくりしてて下さい。」

「んぅ。けいちゃんおそといきたい！」
「ぶらんこのるの！
にゃんにゃんとあそぶの！」

"おーそーとー"って怒ってる慧には
少し我慢して頂いてもうそろそろ
くるはずなんだけどな…。

「おー？グズグズ慧ちゃんじゃん。
どーしたの？」

なんて、ニコニコしながら
近付いて来る薮くん。

「ぱぱがおそとつれてってくれないの！
けいちゃんはおそとであそびたいのに！」

怒りながら薮くんに近付いて
両腕をあげる慧。薮くんも"よいしょっ"
なんて言いながら持ち上げ

「今日は雄也のお友達が来るんだってー。
誰が来るんだろー。ねぇー？楽しみだー！」

なんて、慧のあやし方が上手いので
助かってます。末っ子な薮くんに
あやし方負けてる父親。切ないね…。

「んー？ぱぱのおともだち？だーれー？」

「んー、誰だろー？よしっ、
それまでこうちゃんと遊ぶ人ー？」

「なにするのー？あそぶ！」

"んー、何がいい？"なんて
言いながら慧と遊ぶ薮くん。