ぱぁーぱっ ページ22
俺の誕生日が過ぎ
次は慧のぱぱ、雄也の誕生日。
「こうちゃん!ぱぱのおめでとーは?」
なんて言いながら家へ帰る道を歩く俺と慧。
「そろそろだよ?慧ちゃん覚えてたのー?
パパ喜んじゃうねー」
「このまえひかちゃんいってたもん!」
「そんな事言ってたの?」
「んーと、おせんたくたたみながら
"そろそろゆーやのたんじょうびか"って。
だってぱぱのおなまえ、ゆうや だもん!」
"慧知ってるよー?"なんて
ぴょんぴょんしながら言う慧。
あいつそんな事言いながら家事してるの?
「じゃあ、そんな慧ちゃんに問題です!
後何回寝たらお誕生日か分かりますか?」
そろそろ数字の勉強始めた方が良さそう?
なんて雄也の相談を思い出し聞いてみた。
少し難しいかな?
なんて思いながら光の待つ家へ歩く。
因みに正解は3日後。
「ムッ。こうちゃんきらい!
けいちゃんわかんないもん…けどぉー。
かんがえるー。」
おおっ、諦めるかと思いきやブツブツ
言いながら考えてる慧。
もしかしたらパパより頭良いかもな…。
「慧、今日は何日か分かる?」
少しずつヒントを出しつつ見守ります。
「きょーは、ひかちゃんが23にちって
いってた」
慧が言うように光が毎日
"今日は何日です"って伝えてるから
覚えていれば答えられるんです。
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作者名:いのゆう。 | 作成日時:2019年1月16日 15時