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なんて頭を抱えていると、
薮くんと光くんからの
助け舟が出港された。
「慧ちゃんのお名前は たかき だよ?」
と、ふにゃふにゃ笑顔で教える薮くん。
「んー!たかきぃーー」
「おおっ!言えるじゃん!慧ちゃん偉い!」
ふにゃふにゃ笑顔で頭を撫でられながら
「んふふ。いえるもん!
けいちゃんおなまえいえるよ?」
なんて、ドヤ顔をする慧。そこに光くんが
「じゃあお名前言えたら今日の夜ご飯は
ひかちゃんスペシャルメニューの鯖の塩焼きと
トマトのサラダと真っ白いご飯にしまーす」
と、慧のやる気スイッチをオンに…
「ほわぁーー、、ほんと?ひかちゃん
つくってくれる?うれしいぃー」
なんて両手で頰を触りながら
ピョンピョンして喜ぶ慧
「じゃあ慧ちゃんのお名前はなんですかー?」
「あい!たかきーけいちゃんっ!さんさいです!」
ピシッと手を真っ直ぐ上に上げ光くんに向かって
キラッキラな笑顔でそう答える…。
なんで、俺の時は ぎ なの…。
「んんんーー。慧ちゃんよく出来ました!
ひかちゃんのはなまるあげちゃう!
お料理楽しみに待っててねー」
って、、頷いた慧を見てルンルンで
キッチンに向かって夜ご飯の準備を始める光くん。
「んぅ?ぱっぱ!だっこ!けいちゃんいえたよ!」
俺との自己紹介練習はまだまだ続きそうです。
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作者名:いのゆう。 | 作成日時:2019年1月16日 15時