検索窓
今日:24 hit、昨日:18 hit、合計:149,849 hit

ページ11

煩かったのかそれとも起きる時間だったのか
モゾモゾと動きムクッと起
き上がり周りを見る慧。
そんな慧を見て隣からは"起きちゃった"なんて
不安そうな声が聞こえてくる。


「んっ。ぱーぱっ、けいちゃんおきたよぉ。」


寝ぼけながら起きてない雄也に挨拶、中々可愛い。

それから半開きの状態でキョロキョロして俺と光の間に
誰か居るのを確認し数秒止まる慧。その後


「んっ…ぅう…うわぁぁぁぁーーーーん。
ぱーぱぁーおきでぇー。だれがいるのぉーー。
ひーちゃとこーちゃのほかにだれがいるぅー。」


と全ての言葉に濁点が付く程号泣。
半開きで侑李の顔を認識出来なかったのかも…。

そんな声を聞いてガバッと起き上がり抱きしめて周りを見る雄也と俺の隣でそわそわし始める侑李。


「んっ、、けーい、おはよぉ。起きたのぉー?
知らない人居てびっくりしたねー。」


なんて、声を掛けながら背中をトントン。
しばらくして落ち着いて来たから


「薮くんのお友達で慧の好きな人だよ?挨拶は?」


なんて、促す。けどイヤイヤと首を横に降る。
そんな慧を見て光がいつも遊んでるバーモントの
セリフを侑李に耳打ち。"えっ。" なんて言いながらも"わ、分かった"と言い


「寒い冬こそ?」


とCMと同様元気に言うと、光が言ったと勘違いして
顔を上げこっちを見て


「ニコッ、ばーもーんとぉー」


なんてこれまた元気に返す。すると侑李と目が合い


「…!ちぃーちゃん?んぅ。ぱぱなんでぇー。」


「あっ、知念侑李です。宏太のお友達です!
今日は宏太と一緒に遊ぼうと思って…。
慧ちゃんだっけ?ボクの事好きなの?
嬉しい…ありがとう」


ちょっと早口で挨拶をする侑李をキョトンとし
雄也の腕の中に居た慧がジタバタして雄也が
手を離すと同時に全力疾走で侑李にぶつかりに行く。


「ちぃーーーーちゃぁんだっ!(ドスッ)抱っこ抱っこ!
ねぇー抱っこしてぇー」


なんて、びっくりするほど甘えてる。
困り顔で雄也を見る侑李、そして抱っこをする。


「きゃーーーーっ!ちぃーちゃん好きぃー。」


なんて騒いでるとパパから


「けいー?挨拶出来ない子は知念とは遊ばせません」


パパらしいお言葉です。

*→←ちぃーちゃん?



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (144 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
388人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いのゆう。 | 作成日時:2019年1月16日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。