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ふすまを開けると
血飛沫がついた痛ましい壁と
横たわっている結郎さんが視界に入った
「結郎さん！！」
私は顔を覆っていた羽織を脱いだ後
結郎さんの体に耳を近づけ、僅かな心音を確認した
「まだ生きてる！！今すぐ助け…」
結郎「……もぅ…助からないから…大丈夫だよ」
かすれた声で結郎さんが小さく口を動かした
「喋っちゃダメ！！絶対…間に合うから…そんなこと言わないで…」
まるで助からない事を悟ったかのように
私は大粒の涙を流していた
宇髄「久しいな、結郎。」
背後から冷静な口調で宇髄さんも話しかける
結郎「天元……なんで…」
宇髄「最近ここで鬼が出る噂があってな、丁度遊郭から依頼を受けて来た。お前が目を付けていた奴はさっきド派手に首を切ってやった。安心しろ。」
結郎「……やっぱり…天元は強いな…ぁりがとう…」
結郎さんがそう言った直後
宇髄さんは見せないようにと切ない顔を下に向けた
私はそこで、初めて二人が顔見しりだと分かった
だけど今は、それどころじゃない
結郎「Aさん…生きてて…よかった。ずっと心配…してたんだ」
「私も…何かあったんじゃないかって、思ってたのに遅かったね……ごめんね」
会話をしていくうちに、結郎さんの呼吸が
小さくなっていくのを感じた
結郎「…最後に……良いかな」
「ぅん…」
結郎「俺……Aさんのこと…大好きだった……いつも無邪気で…可愛くて……とにかく…幸せだった……ぁりがと…う」
私は涙をぐっと堪え、震えた声で答える
「私も…本当に大切な人だった……優しくて…暖かくて……これからも、ずっと忘れないから…」
結郎さんはかすかに微笑む表情を見せた後
眠ったように息を引き取った。
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璃。(プロフ) - ウルさん» いえいえ！勉強になりました。ありがとうございます！色々と未熟でして申し訳ございません。 (2020年5月22日 23時) (
レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - こと細かく色々と言ってしまい、気を悪くされたらすいません… (2020年5月22日 23時) (レス) id: c7394f7d2c (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - 花魁ならば髪をロングにしなければならなかったと思います。客からもらった簪を指したりするので。あと大正には女性差別が残っており髪をショートにすることはかなりの勇気が入り、ほぼほぼいなかったそうですよ時代背景や元々の職からしてロングが良いと思います (2020年5月22日 23時) (レス) id: c7394f7d2c (このIDを非表示/違反報告)
璃。(プロフ) - ウルさん» ご指摘ありがとうございます！恥ずかしながらちゃんと調べてなかったです。書き直そうと思います！ (2020年5月22日 7時) (レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)
璃。(プロフ) - トラさん» ありがとうございます！うれしいですううううう！！！ (2020年5月22日 7時) (レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃。 | 作成日時：2020年4月3日 1時
