検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:88,084 hit

19 ページ20





このままだと…みんなに合わせる顔がない

どうしよう。




善「Aちゃん…大丈夫?」




「ぜ、善逸くん!?」




自分のことで頭がいっぱいだった私は
背後にいた善逸くんに 気がつかなかった




善「女の子が1人で外に出たら危ないよ!!」





「善逸くん…私のせいで、巻き込んでごめんね。」




善「泣かないでAちゃん!俺が勝手にしたことだから!とにかく、もう暗いし早く帰ろう!?鬼が出そうで怖いし…」




「そうだね…」








足を踏み出すと同時に、誰かに狙われているような殺気を感じる







「善逸くん…本当に鬼来たかもしれない」







善「え!?鬼!?じょじょ冗談だよね!?」







妙な音が近づいてくる事を確認し
後ろを振り向くと 腕の長い不気味な鬼が私達を睨んでいる






善「で、出たア"ア"ア"!!!」





「善逸くん落ち着いて!」





泣き叫ぶ善逸くんのおがけで私は少し冷静になる




まだ刀を握らせてもらえなかった私は
雛鶴さんが譲ってくれた クナイに手を添えた




鬼「弱そうだなぁお前ら…まず女の方から食ってやるか」






鬼はそう言うと自慢の腕を伸ばしてくる


私は硬直している善逸くんを抱きかかえながら
鬼の攻撃を避けた後
隙を見て 毒がついたクナイを刺した


そして鬼の動きが少し鈍るのを確認する



「善逸くん!今なら首切れるかも…… あれ?」




善逸くんは殺伐とした空気の中
私に抱えられながらぐっすりと眠っている


「ぜ、善逸くん!刀が無いと首切れないよ!」





必死に揺さぶりながら呼びかけても
起きる気配は全くない



毒が回復した鬼は 再度私の首に腕を伸ばす



先程と同じように攻撃しようと試みるが手を弾かれてしまった






これ完全に死んだわ…




鬼「同じようにはいかねえ… よ」






死を覚悟した瞬間、私の首を狙う鬼の腕が無くなっている







「え?!」









善「 雷の呼吸 壱の型… 霹靂一閃 。 」







気がつくと、目で追うこともできない素早い速さで
善逸くんがすっぱりと鬼の首を切っていた






え、この人さっきまでギャン泣きしてた善逸くんであってるよね?


ギャップがすごいんだけど




「…善逸くん、ありがと
善「え?何何!?鬼死んでるんだけど!Aちゃんがやったの!?ありがとう助かったよおお!」




「覚えてないの?」

善「なにが?」




えっと…何が起こったかよくわからないけど
とりあえず助かった…

20→←18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (137 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
168人がお気に入り
設定タグ:宇髄天元 , 鬼滅の刃 , 小説   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

璃。(プロフ) - ウルさん» いえいえ!勉強になりました。ありがとうございます!色々と未熟でして申し訳ございません。 (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - こと細かく色々と言ってしまい、気を悪くされたらすいません… (2020年5月22日 23時) (レス) id: c7394f7d2c (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - 花魁ならば髪をロングにしなければならなかったと思います。客からもらった簪を指したりするので。あと大正には女性差別が残っており髪をショートにすることはかなりの勇気が入り、ほぼほぼいなかったそうですよ時代背景や元々の職からしてロングが良いと思います (2020年5月22日 23時) (レス) id: c7394f7d2c (このIDを非表示/違反報告)
璃。(プロフ) - ウルさん» ご指摘ありがとうございます!恥ずかしながらちゃんと調べてなかったです。書き直そうと思います! (2020年5月22日 7時) (レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)
璃。(プロフ) - トラさん» ありがとうございます!うれしいですううううう!!! (2020年5月22日 7時) (レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:璃。 | 作成日時:2020年4月3日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。