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宇「おい」
善「うわア!!ってまたお前かよ…」
気配を消して 背後に現れた宇髄さんは
羽織に手を添える私の腕を掴んでいた
宇「てめぇら1000回終わったのか」
善「えーっと…あと1回で終わりだぜ!?」
善逸くん… まだ20回は残ってるよ私達 …
もうとにかく目が泳ぎまくってるからね!?
嘘だってこと絶対バレてるよ。
宇「ふざけてんのか?」
案の定 簡単に嘘はバレていた。
そして宇髄さんの低い声に 私達は黙り込んでしまう
宇「鍛錬は地味なお遊びじゃねぇんだよ。お前らがぐだぐだ話している今も 鬼狩りのためにド派手に努力してる奴が山程いるってのによ。」
呆れた表情を見せる宇髄さんに
私達は声も上がらなかった。
善、A「……」
宇髄さんの言っていることは間違っていない。
でも 心に何かが引っかかる
宇「てめェらに派手なお仕置きする資格はねぇ。
とにかく晩飯は抜きだ。砂でも食って寝てろ」
善「砂!?砂ですか!?俺達一応人間ですけど!?」
宇「あ"?なんか文句あ… ぐっ!!!!
「あります!!!!」
私は閉じ込めていた不満をぶつけるように
宇髄さんのお腹を思い切り殴っていた
宇(こいつ…… 派手に呼吸を使いやがって… )
善「Aちゃん!?え!?今の攻撃速すぎて全然見えなかったんだけど!!!」
殴られた箇所を 手で抑える宇髄さんに対し
私の動く口は止まろうとはしなかった
「た…確かに私たちも悪いです!!でも鍛錬に励んでいる後輩達を置いて、柱である宇髄さんは
可愛い嫁3人を連れて温泉…っておかしくないですか!?(嫉妬)
まず私達の面倒を見るのが最優先だと思いますけど!?」
宇「……」
善「そうだ!そうだぞ!!俺だって…Aちゃんと2人で温泉行ったり、デートしたり、おにぎり半分こしたり……って想像したらにやけが止まらないんだけどおおお!!!」
「ごめん善逸くんちょっと静かにしてほしいな!?」
善「はい」
「……でも、宇髄さんが言ったように真剣に取り組まなかった私達が悪かったです。
ごめんなさい。
今日の主食は砂で大丈夫です。」
善(お願い砂だけはやめて)
結局 宇髄さんに怒られるのが後々怖くなった私は
一言謝ると 残りの20回を終わらせ
その場を逃げるように屋敷を出た
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璃。(プロフ) - ウルさん» いえいえ!勉強になりました。ありがとうございます!色々と未熟でして申し訳ございません。 (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - こと細かく色々と言ってしまい、気を悪くされたらすいません… (2020年5月22日 23時) (レス) id: c7394f7d2c (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - 花魁ならば髪をロングにしなければならなかったと思います。客からもらった簪を指したりするので。あと大正には女性差別が残っており髪をショートにすることはかなりの勇気が入り、ほぼほぼいなかったそうですよ時代背景や元々の職からしてロングが良いと思います (2020年5月22日 23時) (レス) id: c7394f7d2c (このIDを非表示/違反報告)
璃。(プロフ) - ウルさん» ご指摘ありがとうございます!恥ずかしながらちゃんと調べてなかったです。書き直そうと思います! (2020年5月22日 7時) (レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)
璃。(プロフ) - トラさん» ありがとうございます!うれしいですううううう!!! (2020年5月22日 7時) (レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:璃。 | 作成日時:2020年4月3日 1時