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切見世とは比べ物にならない程

広々とした屋敷を少し探索した後


脱衣室についた私は、汚れた身体を早く洗いたい一心で浴室の戸を開ける



「え」


まさかだった

目の前にはあの男がいたのだ…




宇髄「 …… お前寝てたんじゃねえのか?」




宇髄さんは戸惑う表情も見せず
いつものように話しかけてくるが



「ギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」


私はもちろんこの状態である

しゃがみ込んだ後
私は咄嗟に顔を手で隠した


宇髄「お前もっと他に隠すとこあんだろ。バカな野郎だな」


そう言いながら私に目もくれず
しれーっと浴衣に着替え始めていた



頭がパニックで判断できるはずがない。


しかもこの男、私の裸を見て何にも思わないの?!


え、私ってそんなに魅力なかったっけ…?




宇髄さんが余りにも反応がない上
泣きそうな程悲しい気持ちになった



「あの…っとにかく……これは見なかったことにして下さい…じゃあ!!!」



下を向きながら浴室に行く私を引き留め
宇髄さんはいじめるかのように顔を覗いてくる


「ちょ…っ」

宇髄「ここまでド派手に見せられてそれはねえよなぁ?」


必死に顔を覆う手をあっさりと解かれてしまった私は
ばっちり宇髄さんと目があってしまった。




派手な色化粧も落ち
濡れた髪と気の抜けた色っぽい姿に
私は気がつけば目が離せなくなっていた。



そして同時に自分の頬が熱くなるのが伝わった






「っ///やめて…くださっい」

照れてしまった事を見透かされないよう
意味もなく宇髄さんを睨みつけてしまった。





宇髄「……っ 流石の俺もだめだ。出る。」






私の顔を見て驚いたのか宇髄さんはそう言い放ち
脱衣室から出ていった。



やっぱり私の顔は、誰よりも醜いのかな。


"宇髄さんなら受け止めてくれるんじゃないか"と
少し期待を寄せていた自分が虚しくなり



私は浴室で静かに涙を流していた。

12→←10*宇髄の屋敷



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設定タグ:宇髄天元 , 鬼滅の刃 , 小説   
作品ジャンル:恋愛
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璃。(プロフ) - ウルさん» いえいえ!勉強になりました。ありがとうございます!色々と未熟でして申し訳ございません。 (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - こと細かく色々と言ってしまい、気を悪くされたらすいません… (2020年5月22日 23時) (レス) id: c7394f7d2c (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - 花魁ならば髪をロングにしなければならなかったと思います。客からもらった簪を指したりするので。あと大正には女性差別が残っており髪をショートにすることはかなりの勇気が入り、ほぼほぼいなかったそうですよ時代背景や元々の職からしてロングが良いと思います (2020年5月22日 23時) (レス) id: c7394f7d2c (このIDを非表示/違反報告)
璃。(プロフ) - ウルさん» ご指摘ありがとうございます!恥ずかしながらちゃんと調べてなかったです。書き直そうと思います! (2020年5月22日 7時) (レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)
璃。(プロフ) - トラさん» ありがとうございます!うれしいですううううう!!! (2020年5月22日 7時) (レス) id: 4754b1d54a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:璃。 | 作成日時:2020年4月3日 1時

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