【銀魂】不思議の国の…！？

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シンスケと阿伏兎を連れて色んな色が散りばめられている道を歩く


「それにしても不思議だネ


太陽に当たっても平気だし」


「いや、団長


月も出てるぞ」


阿伏兎が見上げると東には太陽、西には月が昇っていた


「…面白いトコだね」


シンスケも周りを見渡している


しばらく道なりに沿って歩いていると、道の真ん中に男の人が倒れていた


「あ？なんだこいつ」


シンスケが怪訝な目で倒れている人を見る


よく見れば頭から血を流している


ていうか、頭から生えてる…耳？


「…死んでんのかぁ？」


阿伏兎が呟く


すると、ぴくっと耳が動いた


しばらくするとゆっくり起き上がった


「…ん…あーまたアリスに頭打たれた


あれ、君たち誰かな？」


こいつは頭にハテナを浮かべる


「いや、俺たちは…」


「あー理解したー


アリスが連れてきた新しいのだ」


ふぁーっとあくびをして自身の尻尾を撫でる男


「オイ、教えろ


ここからどうやったら出れる」


シンスケがいきなり男の胸ぐらを掴む


「おおっと、怖い怖い」


男は両手を上げる


「そんな乱暴にすんなって


それに、気をつけないとアレみたいになるぜー」


男が指差す方には人間の頭のような骨がそこら中に散らばっている


流石に俺もびっくりした


「あれさぁ、キミたちみたいにココに来た人があぁなったんだよねぇ」


しししっと笑う男


「ま、気をつけなよ」


シンスケは掴んでいた手を離す


「じゃ、俺はここで」


男は瞬く間に姿を消していた

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