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大「ありがとう」

大「俺ずっとさこんな環境やから意地くそ悪くてあんま笑わん性格で、好きな女一人すら幸せにできないって全部誰かのせいにしてきて」

大「けどちゃんと向き合わんとなって思えてん
おかんの事も彼女のことも。
ちゃんと前に進まなあかんなあ、ってな」




そう言って渇いた声で笑った




『私はそのままでもええと思うけどな。』


大「え…?」


『過去の事を忘れることなんて出来ひんし、過去があってこその今の自分やろ?』

『色んなこと思い出して辛くなって重くなったら泣けばええし、苦しくなったら逃げればええし』

『大くんはこれからいっぱい素敵な事に出逢える可能性が秘めてるんやから前に進まなきゃあかんことはないで』

『向き合う事は大事かもしれんけど、ね』




そう言って大くんを見て首を傾げれば、驚いた顔をして私を見つめてた

けどその顔が急にパッと華やかに変わってまた笑顔になった




大「ふふ、なんかいつものAとちゃうから驚いてもーた(笑)」


『ちょ、なにそれ!どーゆー意味やねん!!(笑)』


大「良い意味で、やで??(笑)」


『私やって真面目な事言うときあるんやからな〜』


大「ははっ、…なんか楽になったわ」

大「Aにこの話いつかしよ思てたから」


『…そっか、聞けてよかった』


大「んーー!! 帰ろか」




小さい体を大きく伸ばして大くんはスッキリした顔をしてた




『うん、帰ろ』




立ち上がって歩こうとすると 後ろからスッと手を繋がれた

びっくりして大くんの顔を見たら こっちに見向きもせず前を見て歩き出した



手が汗ばんで感じるのは、私のせいなのか大くんのせいなのかは分からない。





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ゆりこ(プロフ) - 昔付き合ってた人に似てるって思われるの、複雑な気持ちですね(T_T)過去の事も気になるし、今後の二人の関係も気になるし、、、更新楽しみに待ってます! (2020年2月26日 22時) (レス) id: d126540fd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くる | 作成日時:2020年2月9日 3時

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