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『おはよー』
リビングでくつろいでる淳くんとばーちゃんに声をかければ こちらに振り向いて笑顔で返してくれた
やっぱり家は落ち着く。
『…あれ? お弁当置きっぱ。』
台所には包装されたお弁当が置いてあった。
これは、大くんの為に 昨日作ったお弁当。
私は毎日 前日にお弁当を作って、私が寝ている間 朝に大くんが取りに来るようになってた。
淳「あ、そういや今日来てへんな」
婆「あら、ほんまや。」
心の中で ちょっと と突っ込みながら、時計を見れば 針は9時を指していた。
淳「A 今日バイト休みやろ?
届けてあげたらー?」
『あ、うんいいね そうしよかな』
そう言ってすぐに大くんにメッセージを送った。
" お弁当忘れてる。休みの時間教えてくれたら
その時に届けに行くから。 " 09 : 03
送ってすぐに返信は来た
今授業中なはずなのに。
大吾 " 今日遅刻してもーてんほんまごめん!!
12時40分に4時間目終わって昼休みやから それに合わせて来てもらってもええ? " 09 : 09
" 分かった。今授業中やろ? ちゃんと受けなさい! " 09 : 18
そう送れば ムッとした顔のスタンプが送られて来た。
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家でボケーっとしてたらあっという間に時間が来た。
私の家から大くんの学校は歩いて20分ほど。
家を出てイヤホンをして流れてくる音楽に合わせて歩く
久しぶりにちゃんと外に出たから 外の暑さに驚いた。
大くんは毎日この暑さの中自転車を漕いでると考えると 学生様々だと思う。
そろそろ着くかなーなんて考えて辺りを見回せば 一際目立つ大きな学校が見えて来た。
外装がとても綺麗で、大きな校門を見て 懐かしい気持ちを思い出した。
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ゆりこ(プロフ) - 昔付き合ってた人に似てるって思われるの、複雑な気持ちですね(T_T)過去の事も気になるし、今後の二人の関係も気になるし、、、更新楽しみに待ってます! (2020年2月26日 22時) (レス) id: d126540fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くる | 作成日時:2020年2月9日 3時