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会話に踏み込めるほどのメンタルはなくて 地面に落ちてる石を足で転がしながら時間を潰してた




すると、女の子の視線が突然私に向けられた。





「その子は、彼女さん?」





私を指差しながら上目遣い気味で西畑くんに問いかけた。




大「ばっ、ちゃうちゃう!ちゃうよ!」

大「…ただのクラスメイトやで?」





















グサッと心をえぐられた気分やった


そんなこと痛いほど分かってた。
けどいざ本人の口から言われると案外傷付く


はあ、わざわざ ただのクラスメイト って強調せんくてもええやん。





「あ、そうなんや!!…びっくりするやん!」





そう言って嬉しそうに西畑くんの肩をパシンと叩いた。



あぁ、きっとこの子は西畑くんが好きなんやろなあ


それに西畑くんもこの子が好き。



きっと両想いなんや。






そう思った途端に自分がこの場にいることが恥ずかしく思えてきて






『あ、私お邪魔やんな??』

『ごめんな、ちょうど用もあったし先帰るな!』


大「え、ちょ、上野?」





西畑くんの声なんか聞こえないフリして

逃げるように去った。













別に、付き合ってるわけやない。

やけど、ほんま勝手にやけど、私は好きやねん。

やから西畑くんが女の子と仲良くしてるとこなんか見たない。

しかもあんな可愛い子







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作者名:くる | 作成日時:2018年6月6日 23時

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