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片足だけ曲げて床に座ってる大吾と、足だけ下ろしてソファに寝転がる私
大吾は上半身裸で、ベルトはちゃんと止められてなくて なんだか無駄にオス感あるから恥ずかしくなる
『激しすぎやろ、ほんま』
大「可愛かってんもん」
『もーーすぐそうやって言うんやからー」』
『てかもーすぐ ばあちゃん帰ってくるからはよ服着て!!』
大「はいはい」
渋々、という感じで散らかってる衣類をかき集めて、着替え始めた
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家を出る1時間前になり やっと身支度をする
1年ぶりの浴衣は少し冷たくて 肌寒く感じた
「あーやっぱA似合うわあ」
『ほんまに思ってんのか(笑)』
「思ってるわ!! じゃ、髪セットするからここ座って〜」
ばあちゃんの前に大人しく座ると、昔もこうやってよく髪の毛を可愛く綺麗にしてもらってたなあ って懐かしく感じた
「あ、やっぱAちゃん似合う!!!
可愛いいい!!!」
どこのバカおばやねん とか思いながら、ゆるく巻いて耳の横で二つに縛ってもらった髪をふわっと風に広げてみる
『ほんまや、可愛い!!!(笑)
ありがとう!』
「んふふ、いいのよ〜」
「大吾くんは? 寝てるけど、いいの?」
『あ、もおお 隙あればすぐ寝るんやから』
『だいごっ!!起きろアホ!!』
床にうつ伏せで寝てる大吾の頭をペシンっと強めに叩いたら ううっ なんて反応するから、面白くてもっと力も強くなる
大「やめろや!!起きとるわ!!!」
『反応ばりおもろいやん(笑)』
『自分 早よ準備しいや』
大「はいはい」
眠そうにあくびをしながら洗面台に入っていった
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作者名:くる | 作成日時:2018年6月6日 23時