今日もまた、あなたの名を。 (ページ48)

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大吾 side

「『いただきまーす！』」

昼ごはんを頬張るAの姿があまりに愛おしくて、抱きしめたくなる気持ちを押し殺す

クールに、男らしくいかんとな

大「ふふ、美味しい？」

『…美味しすぎて倒れそう』

大「ははっ、なんやそれ(笑)」

ああ、無理。可愛い。好き。

机に手を置き前のめりになると、Aの顔が近づく

大「ご飯粒ついてんで」

優しくその顔に触れると、彼女は白い頬を赤く染めていく

ほんまはチューするつもりやってんけど、無邪気な彼女の姿を見ると俺の軽い気持ちだけで汚したくないなあなんて思う

『夜さ浴衣着てお祭り行かん？』

大「ぇ、でも俺浴衣なんか持ってきてないで？」

『お兄ちゃんから借りたやつ家から持ってきててんけど、どうかな…？？』

大「…着る。それでお祭り行く。」

上目遣いでこんな可愛く言われて断るやつなんて居らんやろ？

俺が真顔で即答したことにツボったらしく、ケラケラと笑い転げてる

ずっと堪えてきた理性がプツンと切れた

さっきと同じように前のめりになって、今度こそ彼女の唇を奪った

大「昨日の夜と同じことせえへん？」

『……麺、伸びちゃうやろ…』

大「んな事どーでもええわ
ほら行こ行こ」

彼女の手を引き、ソファに押し倒す

俺の服を優しく握るAの顔は女の顔をしてた

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