検索窓
今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:36,959 hit

43 ページ43








バスに乗り、揺られている感覚が私の眠気を誘う



大「なあ、A?」


『んー?』


大「Aはさ、将来の夢とかないん?」


『ふふ(笑) えー?将来の夢かあ…なんやろ あんま考えた事なかったなあ』

『逆に大吾は?なんかあるん?』


大「えーー逆パターン」



そう言って嬉しそうに はにかむ



大「真面目に言うとなあ、俺 自分のお店持ちたいねん」

大「俺が作ったものを色んな人に食べてもらって、幸せ感じてもらいたい」



予想外な答えに驚いて、ボーッと大吾を見つめる



大「なんやねん、文句か?(笑)」


『ちゃうわ(笑) 意外やなあ、って』

『大吾ってええ人なんやね』


大「今さらか、遅いわ!(笑)」



お互いに見つめ合って笑い合う

それだけで幸せを感じられる。



『あ!!』


大「んー?」


『じゃあ私は、…お嫁さんとしてそのお仕事を手伝います!!』



そう言った途端に目を大きく開けて、目だけ上を見てパチパチさせる

何秒かそのまま動かずにいるから、 なんやねんこいつ 何か一言返してくれてもいいやん と思ってたら



大「んはっ、…」


『は、なに』


大「俺が料理作ってる隣でAがお客さんと楽しそうに喋ってる姿想像したら、嫉妬してもうた」




前言撤回。

なんなんだこの可愛い生物は。



『ふはは(笑) 私にとって 大吾が一番の人やのに…』




ボソッと言ったつもりが 彼には聞こえてたみたい。

横から思い切りギューっと抱きつかれた。





44→←42



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くる | 作成日時:2018年6月6日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。