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優来side
優「本番やね…」
『せやねぇ』
優「、、、西畑から連絡きた？」
隣に座ってるAを見ると下を見たまま静かに首を振った。
優「そっか。 …でも絶対大丈夫。うん、大丈夫。
心配なのは分かるけど、今だけは忘れなあかんよ」
本番10分前になっても浮かない顔をしてるA。
言ってから少し言い過ぎたかなと後悔した
『っ、…うん』
優「…Aは今年が最後やろ…
やから、後悔してほしくないねん」
気まずい雰囲気で沈黙を破ったのはAやった
『…ごめん、頑張らなあかんよな』
．
「19番、○○高校 曲名 " ○○○○○ " 」
指揮者を挟んで向かい合わせにいるAの目は本気で西畑の事なんか忘れてるように思えた
きっと頭は西畑でいっぱいなのは分かってるけどね。
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作者名：くる | 作成日時：2018年6月6日 23時
