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「じゃー今日の練習はこれで終わり!
気いつけて帰りや〜」
練習が終わると急いで荷物を取りに行く
携帯を開くと画面には " だいご " の文字が表示されていた
それだけで自然と緩む頰
優「はあ〜相変わらず熱いなあ」
『優来も早く彼氏作りな』
優「んはっ!嫌味!!うっざ!!!
ま、西畑カップル可愛いから許すけど
今日も電話するんやんな? 私は先帰るな」
『いつもごめんなあ、ありがとう』
優『じゃ、また明日!じゃーね!』
『うん!バイバイ!』
部活帰りに大吾に電話する事が私の日常になってた
私も急いで帰る支度しなきゃ
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《 もしもし 》
大《 もしもし、大吾やで 》
《 分かっとるわ笑 今日えらいテンション低いなあ》
大《 バレたあ?A不足すぎて死んでる 》
《 それ、いつもの事やん 》
大《 うわAちゃんひどい〜 》
《 え、なに今日の大吾いつもより面倒くさい 》
大《 うわ、最低。俺ばっか好きみたいでなんか嫌や 》
《 はいはい好きだよ大吾くん〜 》
大《 んふふ、今日はよう寝れそうや
じゃあそろそろ切るな 明日も部活頑張れよ》
《 うんありがとう、じゃあね 》
大吾は俺ばっかなんて言うけど、全然そんな事ない
私やって、大吾がほんまに好きやねん
けど不器用やから上手くそれを伝える事が出来ひん。
いつかは自分の気持ちを素直にぶつけられたらええのになあ、って思ってた私の考えは浅はかすぎた。
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作者名:くる | 作成日時:2018年6月6日 23時