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あれからお母さんとはまともに話もしてない
おはよう とか おやすみ とか、挨拶だけ交わすくらい。
そして、何も解決しないまま夏休みは幕を閉じた。
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夏休み明け初めての学校の日、朝のHRで担任の重岡先生から大吾の話があった
重「ええーと、今日大吾が休んだ理由についてやねんけど
実は ほんのちょっと前に体調崩しちゃって入院しててんな。やから当分は欠席っていうことになりました」
重「心配やからお見舞い行きたい!って思った人もおるかもしれんねんけど、保護者の方のご希望で病院までは教えられへんねんな すまんな」
いつもの先生とは全然違くて、眉間にしわを寄せて少し辛そうに話してる所を見ると 私の不安はさらにさらにと膨れ上がった。
重「ま、けど当の本人はケロッとしてて元気そうやったから みんなもあんま心配しすぎへんようにな!!」
さっきまでの浮かない顔なんてまるで無かったように、いつもの先生の笑顔に戻った。
人ってそんなにコロコロ表情変えられるもの?
そして、その引きつった笑顔の裏には何が隠されてるの??
それに 病院を教えてくれない原因は私やろ。
そんな事ばかり考えてる間にHRの終わりのチャイムは鳴っていた
みんなが1時限目の準備をしてる中
先生は私に近づき ちょっと今から話あんねんけどええ? と私の顔色を伺いながら話しかけてきた
その先生の問いに はい となんの感情も込められてない返事をした。
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けーぽ(プロフ) - 気付かんうちに大号泣しとった。映画でも、こんなに泣いたことないってくらい泣いてました。 (2019年10月15日 8時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ☆ - Part1の後半位から、ずっと泣いてて、ここまでの感動作品は、読んだことないです!ここから、どうなるのか、楽しみです! (2019年10月12日 22時) (レス) id: 38f9af8661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くる | 作成日時:2019年8月29日 3時