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大「一週間ぶりくらいやな、会うの」


『確かに、せやんなあ』


大「ずっと待っててんけど一切連絡来うへんし、会いにも来うへんからずっと心配やってんで」

大「Aが来うへん代わりにしげは毎日のように来るし、なんやねん(笑)」


『先生毎日来てたんや、知らんかった(笑)』

『大吾から毎日連絡が来る、とは言うてたで(笑)』


大「あんたから連絡が来うへんからや、あほ」


『ふはは、ごめんて(笑)』





それから少し続いた沈黙

私の様子がいつもと違うことに気付いたのか、大吾はただただ私を見つめるだけ。





大「…どーかした?」


『うんと、…今日は 言いたいことがあって 来てん。』





そう言った瞬間に大吾の顔が強張ったのが分かった

なんとなく察した大吾の不安を 取り除くように 私は言葉を放つ




『別れ話なんかじゃないで…?』


大「…あぁ、よかったあ 不安なってもうたやん…(涙)」

大「なあなあ、ここ座って
隣に居てくれへんと不安が倍増しそう」




大吾の言う通り ベッドの上に座る大吾の隣に腰かけた

側にあった大吾の手を握ると 冷たかった。




『…夏休み一緒に旅行に行った時の大吾はさ、
海では子供みたいにはしゃいで、浴衣着た大吾はそれとは真逆にむっちゃくちゃカッコよくて、…花火の時はすごく楽しそうで 大吾の綺麗な横顔に見惚れたりして…』




思い出す夏休みの記憶に嬉しい気持ちになると同時に、苦しい気持ちにもなった。




『けど 一週間前に病院で会った大吾は 顔色が悪くて 表情が曇ってて、、 私の知らない大吾やった』

『その時始めて実感した。
大吾がすごく苦しんでて辛い っていう、現実を』

『大吾の方が何倍も何十倍も苦しくて不安なはずやのに、大吾の姿を見て 私 今まで味わったことないくらい不安になって』





私が話をしてる間、大吾は手を少し強く握ったり その手の力を緩めたり、

澄んだ瞳で私を見つめるだけ。







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けーぽ(プロフ) - 気付かんうちに大号泣しとった。映画でも、こんなに泣いたことないってくらい泣いてました。 (2019年10月15日 8時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ☆ - Part1の後半位から、ずっと泣いてて、ここまでの感動作品は、読んだことないです!ここから、どうなるのか、楽しみです! (2019年10月12日 22時) (レス) id: 38f9af8661 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くる | 作成日時:2019年8月29日 3時

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