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どうしてさけないのか。
私の中ではなによりも重要である。
普通の人間であれば、
友達に復讐しようとしてるかもしれない、
アイツはクソだ、となって、
自然に少し距離ができるはず。
ましてやヒーローである彼は、
正義感の塊ではないか。
ならなぜ、少しでも距離ができない？
早く答えろと言うように
轟くんを鋭い目で見つめると、
轟くんはゆっくりと口を開いた。
「､､､俺は見たものを信じる」
「お前が水無月を傷つけたことはまだないだろ」
無表情でそう答えた轟くん。
それを聞いたとき、
一瞬だけ風が吹いたかのように感じた。
そんな考えかたをする人もいるのだと、
今まで人に距離をつくってきた私が
バカバカしくなるほどに驚いた。
『､､､ふっ､､､アハハっ』
なんだか笑いがでてきて、
なぜかも分からないけれど
少し溢れた涙を拭いながら彼を見た。
『そうだね、ありがとう轟くん。』
「感謝されるようなことしたか？」
不思議そうな顔でそう言う轟くんに、したよ、
と笑いながら言う。
こんな風に人の前で笑ったの、久しぶりかもしれない
『じゃあ、もう遅いし、おやすみなさい』
「あぁ、おやすみ」
ヒラヒラと手を振って自分の部屋に向かう私は、
なんだかさっきと違う気がする。
少しだけ、いやだいぶ、なにかが楽になったような
軽くなっているような、そんな感じ
明日も轟くんに話しかけてみようかな、
なんて思ったり、思わなかったり。
『なんかさっき、こうドキッとしたような､､､』
「なんかアイツが笑ったとき、心臓が変だったな
病気か？」
その後、
二人とも同じようなことで少し考えこんだのは
また別の話。
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ぽっぷこーん(プロフ) - めっっちゃ青春してんじゃん (2021年4月24日 23時) (
レス) id: 23b3a74ded (このIDを非表示/違反報告)
睡眠足りない布団好き女子(プロフ) - うちも似たような体験ありました！だから凄く共感します！！お互い頑張りましょう！！作品も凄く面白くて好きです！！これからも応援してます！！ (2021年4月24日 19時) (レス) id: 12e9a89bed (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - いちごさん» えーむちゃ嬉しいです笑笑ありがとうございます (2021年4月2日 16時) (レス) id: 7d4439c99a (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 黒狐さん» そういってもらえてありがたいです！ありがとうございます！ (2021年4月2日 16時) (レス) id: 7d4439c99a (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 好きな作品が…二個だと…ナニコレめっちゃいいじゃねーか！好きやこれ (2021年4月2日 12時) (レス) id: 5f2bcf7d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2021年3月30日 15時
