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あれは、いつのことだろう。
姉はよく私の髪を結ってくれていた。
三つ編みも編み込みも、母がするよりうまかった。
まるで魔法の手だと私は思っていたし、
母と父も可愛いと褒めてくれていた。
でも、大きくなるにつれて、
完璧な姉に、嫉妬するようになった。
「お姉ちゃんは完璧なのに」
「ほんとに妹？」
「お姉ちゃんと違ってなんもできないんだ」
こんな言葉を、かけられることが増えた。
それでもなんとかやってきていたし、
当たり前が崩れることはなかった。
全てが変わったのは、中一の頃だった。
私は姉が原因で、学校で虐められるようになり、
父は仕事が忙しくなるにつれ、ストレスを私にぶつけるようになった。
「どうしてお前は華音のようになれないのか」
完璧な姉と私を比べ、暴言をはく。
母はそれに、娘たちを比べないでくれ、AはAだと怒った。
それが原因でよく喧嘩をしていたが、よくなるはずもなく、離婚が決まった。
仕方のないことだと今なら思える。
必然的に、私は母、姉は父についていくことになった。
私と母は引っ越すことになり、虐めに悩まされることもなくなった。
私と姉の昔話はこれでおしまい。
だいぶ雑な終わらせ方だとは思うが、次の話をしよう。
私自身の話だ。
私は小さいころから気持ちの悪いバケモノが見える。
中学生になり、あまりにも気持ち悪すぎて母に
「私精神科行った方がいいかもしれない」
と真面目にはなしたところ、
(なぜ小さいころに話さなかったのかは私も分からん)
母が昔呪術師だったと言うことを聞かされ、
頭がパンクしそうになるほど呪術師などについて説明された。
結論、高校は呪術高専に行かないかと聞かれたが、
痛いのいや、苦しいのいや、と思い断ろうと考えた。
しかしだ、そこで私はひらめいた。
ーもし呪術師になれば、姉を越せる？
こうなったらもう決まったも同然である。
「私、呪術師なりたい！高専いきたい！」
ということで、私は呪術師として人生を歩むことを決めた。
「なんか全体的に雑だなー、私の過去について」
「まいっか！」
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ぽっぷこーん(プロフ) - めっっちゃ青春してんじゃん (2021年4月24日 23時) (
レス) id: 23b3a74ded (このIDを非表示/違反報告)
睡眠足りない布団好き女子(プロフ) - うちも似たような体験ありました！だから凄く共感します！！お互い頑張りましょう！！作品も凄く面白くて好きです！！これからも応援してます！！ (2021年4月24日 19時) (レス) id: 12e9a89bed (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - いちごさん» えーむちゃ嬉しいです笑笑ありがとうございます (2021年4月2日 16時) (レス) id: 7d4439c99a (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 黒狐さん» そういってもらえてありがたいです！ありがとうございます！ (2021年4月2日 16時) (レス) id: 7d4439c99a (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 好きな作品が…二個だと…ナニコレめっちゃいいじゃねーか！好きやこれ (2021年4月2日 12時) (レス) id: 5f2bcf7d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2021年3月30日 15時
