8*はじめまして ページ9
とも「ま、とりあえず、こんなもんかな？」
わと「君は、なんていうん？」
「ごめんなさい。あ、あの、何もわからないんです。」
バステン「やっぱり、記憶喪失、ですか……。
とりあえず、ゆっくり思い出せるように、あまり刺激するのも、良くないですからね。」
「はい。ありがとうございます。
あの、やっぱりって？まさか、みなさんもですか？」
しょう「そうなんすよ。
実は、俺らも最初は記憶がなくて、唯一持っていた手帳から名前をつけたんっすよ。」
「今は、思い出せたのですか？」
あちゃみ「全然、
でも、人によって、覚えてることが違くてね。みんな共通して、本当の名前は思い出せないけど。」
「詳しく、教えてもらっても？」
あちゃみ「おけ！」
あちゃみさんの話をまとめるとこうだ。
みんな共通して、元の世界の記憶がない。
つまり、記憶喪失だ。
しかし、あるゲームに関する知識だけは、たくさん持っている。
それは、マインクラフトというゲーム。
私や彼らは、いままで生きていた世界とは別の『マインクラフトの世界』に迷いこんでしまったようだ。
この世界から抜け出すには、このゲームをクリアしなければいけない。
クリアとは、マインクラフトのジ・エンドという世界に住む大きなドラゴン『エンダードラゴン』を倒すこと。
あちゃみ「こんな感じかな？」
「ありがとうございます！」
アイク「謎を解明して、元の世界へ帰るために、自分たちは冒険をしているんです。」
クミ「自給自足ってこと。」
とも「でも、この拠点の近くの資源もほとんど取りつくしちゃったし、そろそろ引っ越ししないとね。」
あちゃみ「ところで、貴女のこと、なんて呼べばいいの？」
アイク「持ち物とかあったら、何かに手掛かりになりそうなことは書いてありませんか？」
ソーラさんが、わたしの着ていた服を持って来てくれた。
ボロボロだったのもすべて直してくれていたようだ。
「ありがとうございます！！」
マントのポケットを漁ると、しわしわになって、小さな手帳があった。
「手帳？」
表紙には、読めるところと読めないところがあるが、何とか目を凝らすと、Aと書かれている。
「A……。Aっていうの？」
バステン「Aさんですか……。
とりあえず、唯一の手掛かりですね。完全に思い出せるまでは、その名前で呼ばせていただきます」
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三角関数α(プロフ) - ゆーゆー('∞')さん» ありがとうございます！早く、時間作って続編書きます！ (2017年4月24日 7時) (
レス) id: f4473956a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーゆー('∞') - これ、めっちゃおもしろいですね!! これからも頑張れ!! (2017年4月23日 12時) (レス) id: 982f7ebf68 (このIDを非表示/違反報告)
三角関数α(プロフ) - 気がつけば10000hit、本当に皆さんありがとうございます！！ (2017年2月13日 17時) (レス) id: f4473956a6 (このIDを非表示/違反報告)
三角関数α(プロフ) - フランさん» わわわっ！ありがとうございます！コメントがいただけるなんて、思ってもいなかったので、感激中の作者です！！！ (2017年1月9日 15時) (レス) id: 127a292cbf (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 面白いです！これからも頑張って下さい！！ (2017年1月9日 14時) (レス) id: d0f73cbe16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三角関数α | 作成日時：2017年1月1日 22時
