【名探偵コナン夢】赤きビューローさんへ２

episode 49 ページ6

「あかいさーん！」

私は今ご飯を作っています。イタリアンをってことでパスタを作ってるわけですが…

ないの…牛乳が。クリーム系にしたかったのに、ない…

「あかいさーん！！！」

お風呂場へ向けて叫ぶと

赤井「なんだ、近所迷惑になるぞ」

赤井さんはバスローブをまとって出てくる。髪から滴る水が色気を誘う
鍛えられた体から少し湯気が上がりそれがまた…ってそんなことはどうでもいいんだよ！

赤井「見とれすぎだ。それでどうした？」

「見とれてなんてないです。そんなことより牛乳がありません！」

赤井「そうだったか、買ってきたつもりだったが。どうする？コンビニ行くか？」

「それどこじゃないですもん」

むっとすると、赤井さんはため息をつき、ソファへ促す

赤井「食事はあとにしよう。さっきからなにか言いたくてそわそわしているんだろう。話したいことがあるんだな」

赤井さんはソファに座る、私もそれに続いた

「先に謝っておくので怒らないでください」

赤井「ベルモットに接触した…か？」

赤井さんの視線が鋭くなる

「え、なんで…知って？」

赤井「AのスマホにはGPSが入っている、この部屋から出れば俺に通知が来るようになっているからな。足枷を勝手にはずして外に出たのはすぐに分かったさ」

ぐうの音も出ない。バレていたんだ…。

「ごめんなさい」

赤井「だが俺の嫌がることをAが好んでするとも思えなくてな。帰って足枷を外すときにほのかに腐った林檎の香水の匂いがしてお前の相談内容も予想は着いた。それで、何を得た？」

「ジン」

赤井さんは挑発的な笑みを向けてきたが、私の言葉に微かに反応し、また視線を鋭くした。

「ジンの電話番号」

赤井「それをどうするつもりだ」

「かけてみようと思う…ジンとは決着をつけたいんです」

赤井「罠だぞ」

「うん、だから赤井さんに相談してからって決めてました。一人では判断できないかなって」

赤井「相談したことは誉められるが…連絡を取ればジンはお前を迎えに来るだろうな。…そうか、囮になるつもりなんだな、俺達(FBI)が捕まえられるように」

「たまには赤井さんの協力者らしいこともしないとと思って」

赤井「はぁ、スリルがほしいだけだろう。だが、使わせてもらおう、俺達もやつらを捕まえたくてうずうずしていたからな」

赤井さんはにやりと笑うと計画を練ろうかと、仲間に連絡を取り始めた。

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