【名探偵コナン夢】赤きビューローさんへ２

episode 66 ページ25

あれからまた数か月…。ただ自宅に引きこもって過ごしてしまった。跡が残ってしまうアザもあったがほぼ綺麗になった。

「原作がどこまで進んだか…気になるなぁ。でも赤井…沖矢さん…に接触すれば勝手にいなくなった手前無事ではすまないだろうし。でもこのまま２度と話せないのも…やだし」

と、私は頭を悩ませていた。

安室さんに助けをねだっても…また監禁されても困るし。やっぱりここは、コナンくんに会うのが一番なのかな…。赤井さんや安室さんへの口止めさえすればいいか…。

私は意を決して久しぶりに米花町を歩く。

なんだか、懐かしい…。

コナン「あああ！！！！Aさん！！！」

あらま、噂をすればなんとやら。コナンくんにどう接触しようって悩んでいたら向こうから来てくれた。

『コナンくん！久しぶりだね』

にこっと笑って手をふる私に、ものすごい形相で走りよってきた。

コナン「大丈夫なの！？どこにいたのさ！」

『まぁまぁ…』

コナン「赤井さん、知ってるよね？心配してたんだぞ！わかってんのか！俺や灰原だって。組織に捕まってもう２度と会えないかもってジョディ先生は言うし…。赤井さんも…亡くなって…」

『ごめんね、その通り組織にいたんだ。赤井さんにも謝らなきゃいけないや。でもまだ心の準備ができないというか…』

コナン「！？Aさん！赤井さんが亡くなったって俺言ったんだぞ？そんな言い回しじゃまるで生きてるみたいな…」

『え、あ…ごめん。ちょっとボーッとしてたの。お墓参り行かなきゃなーって』

あはは、って苦笑いするがコナンくんは完全にジト目。

コナン「と、とにかく！元気で良かったよ。灰原もお前のこと心配してたんだからな？これから阿笠博士のとこ来いよ。Aさんに紹介したい人もいるからさ」

……ん？汗

そ、その紹介したい人って…もしかしなくても沖矢さんだよね…。

コナンくん、そ、その笑みはなにかな…？
背後に悪魔が見えますよ…。

『あ、でもこのあと用事が』

コナン「来るよね？ね？」

『いやー…でも急いでて……』

コナン「来ないの？本当に来ないの？いいの？灰原怒ると怖いよ。それにその紹介したい人、Aさん好きなタイプだと思うんだけどなー」

『…』

先に会いに来るのコナンくんは完全に失敗でした！！！！ひぃっ。赤井さんの説教落ちじゃないですか！！！

コナン「じゃあ、用事終わる頃に紹介したい人と迎えに行くよ。それなら『いい！今行きます！』そっか！」

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