【名探偵コナン夢】赤きビューローさんへ２

episode 61 ページ18

さすがに背中のパソコンを壊されたくないので、床に置くと一気に間合いをつめる。まさか私から仕掛けてくるとは思っていなかったのか、回し蹴りが彼の腹部へヒットした。

アイリッシュ「ｸｸｸ、いい蹴りじゃねぇか」

もちろん、こんなもので倒せるわけがない。痛がるそぶりもなく、ヘラヘラと笑っている。
一瞬で真顔になるとそこからはもう私が手を出せることは何もなかった。

物凄い早さで足払いをかけられ、顔と右手以外の全身を殴られた。
ひゅーひゅーと空気が漏れる。肋は折れてるなぁ、あぁ、やっぱり勝てない…。

アイリッシュ「早く意識を飛ばした方が楽だぜ？」

ジン「そこまでだ」

壊されないようにと床においていたパソコンが入った鞄を漁っていたジンはアイリッシュを止める。

ジン「アマレットをつれて車に乗れ。FBIがここに流れ込んで来る前にな」

ウォッカ「FBI！？どういうことで？」

ジン「赤井秀一…聞こえてるんだろう？Aの鳴き声はさぞ最高だったろうなぁ。次はテメェだ。裏切り者には死をもって答えなきゃなぁ」

ジンはそう言うとそのスマホにバレッタの弾丸を打ち込んだ。最初に私が壊した方にはコナンくんたちの番号が登録されていたがあそこには(FBIと書かれた)赤井さんの番号だけを入れていた。

もしものとき私とジンの会話を聞かせられたなら、何か情報を渡せるかと思ったからだ。

電話の向こうで赤井さんが怒ってないといいな…と思いながら私は意識を手放した。

アイリッシュ「おい。あーあ、Aのやつのびちまった」

アイリッシュは気絶した私を抱え、車に放り込んだ。

ジン「目的は果たした。ずらかるぞ」


ジンたちが去った頃、

シボレーと複数の車が到着した。

赤井「クソッ」


ジェイムズ「付近の捜索を。急げ、一般人を犠牲にしてはならない」

赤井は事の一部を聞いていたのになにもできなかった自分と、自分の命を捨てるようなやり方をするAに腸煮えくり返っていた。

赤井「A…お前をこんなに恨む日が来るとはな。見つけ出したら容赦しない。俺への嘘も、こんなやり方をするお前自身も後悔させてやる」

そばにいた、ジェイムズもジョディもこわがるほど殺気を含んでいたとか。

作者より
アイリッシュは完全に妄想です。原作とキャラもだいぶ違うと思います。また、これから組織話か続くと思います。赤井さんファンの方今しばらくお待ちください。赤井さんといちゃいちゃする日は来ます。

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