【名探偵コナン夢】赤きビューローさんへ２

episode 54 ページ11

Trrr
？「ﾌﾞﾂｯ…よぉー、Aちゃんじゃなーいの。元気かぁー？」

急な連絡にも、公衆電話からかけたはずなのに私と特定するのも変わらない。

「HELLO、Lupin？」

ルパン「英語じゃなくていいぜー？ほんで？俺に何のご用？」

「銃弾の補充がしたいんだけど…」

ルパン「おめーはよぉ、また危ないことしようとしてるなー？」

ルパンとはイタリア出張時代に仲良くなった。というか、私はトリップする前からルパンの大ファンでもあったわけで。もしかしたら、運が良ければルパンに会えるのでは？コラボしてたよね！？というわけで、アジトらしき建物をしらみつぶしに探し出した。

いきなり「ルパンさんですよね！サイン下さい！」と押し掛けた私を、受けいれ、ハッキングや射撃など色んな事を教えてくれた。ルパンと行動を共にしていたお話はまたいつか。

「因縁と戦わなきゃいけないんだ…。実弾がいると思う…」

ルパン「たくよぉ…。わかったぜ。今そっちになぁ不二子が滞在してると思うんだっけどもよ、頼んどく。その代わり、これは貸しだからなぁー？」

「ありがとう。組織から離れてるからなかなか日本で武器を手にいれるのは至難の技なんだよ」

ルパン「できればAちゃんにはあっぶないこと、してほしくないんだけどねぇ。ねぇ、次元？」

どうやら電話の向こうには次元もいるようだ

次元「Aか？おぉ、元気してるか？たまには連絡してこいよって言っただろうが」

「ごめんごめん、またそっちに行くときは連絡するからさ」

ルパン「話戻すぜぇ？サクラホテル地下に３時間後ならOKだってよぉ。きーつけろよ？」

「うん、助かる！」

電話を切る。ルパンあいかわらずだなぁ。またイタリアの時みたいにルパンと行動したいなって思ってしまう。でも赤井さんがいる日本を離れるわけには行かないや。

よしっ、と、気合いをいれる。

？「Aさん」

私は慌てて振り返った。通りの反対側にいる人物と目が合う。信号がちょうど変わり、こちらにゆっくりあるいてくる。今すぐ逃げ出したい気持ちを抑えて対峙する。雰囲気からして安室でも降谷でもない…。つまり、敵。

「久しぶり…になるのかな。バーボン」

バーボン「えぇ、なぜ僕がここにいるのかは想像できますよね？」

「っ…ジンもいるの？」

バーボン「今はいません。でも、約束されていると聞いてますので、お迎えに上がりました」

「ジンに伝えて！私は逃げも隠れもしないって」

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