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「マレウスのいう、カレッジというのはナイトレイブンカレッジのことじゃ。ふむ、だがのう。マレウスよ、Aは女だ。あそこは男子校じゃ、こやつは共にあそこで学ぶことは出来ぬと思うが」
ナイトレイブン？男子校？
聞いたことのない学校…。
「……それは僕が学園長を説得しよう」
マレウスさんはもうその気になっているのか、とても嬉しそうに見える。
それから、リリアさん、マレウスさんから学校のことを聞いた。世界中の優秀な生徒が選ばれ、黒い馬車が迎え来ると。そして、お二人は今年そこに入ることが決まっていること。同じお城で暮らしているシルバーという少年が来年からそのカレッジに通う予定であることなど、いろいろ話してくれた。
マレウスさんは私のとなりに座ると、髪を手に取りいじる
「僕はAにも、ナイトレイブンカレッジの生徒になってもらいたいと思ってる」
ゆっくり、諭すように私を見つめながら話す
「Aが茨から飛び出してきたとき…僕は 話してみたいと思った。城へつれてきて、僕を目の前にしてもAは怖がらない。Aを僕のそばへ置きたい」
今度は私が目を見開く番だった。
その言葉はものすごく素直で、その目は優しい。゛大切゛そう言われてるような。
村で私は疫病神だった。魔法が使えることはいけないこと、だった。でも、この人の隣なら私は魔法を使ってもいい気がする
「なんじゃ、マレウス。それは口説いておるのか？」
リリアさんは茶化すように、けらけらと笑うがマレウスさんはそれに対して返答はせず目線も私を射ぬいたまま言葉を続ける
「A、お前を僕のものにする」
そして、その言葉が終わると同時に額にキスを落とされた
「え、あ…」
熱が顔に集中する
まだ出会って数時間しかたっていないのに、こんなにひかれてしまうのは、なぜ？
ｺﾝｺﾝ…「失礼します。……あ、失礼しました」
マレウスさんと見つめ合うこと数秒。
ドアをノックする音と共に、銀髪の少年が入ってきた。そして、出ていった。
「はぁ……シルバー入って構わない」
マレウスさんは、ひとつため息をこぼすとドアに向かってそう言う
私はドアが開きそうになるのと同時に思いっきり魔力を放出させ扉をふさいだ
「あの。マレウスさん…私を貴方のそばに置いてください」
気がついたらそういって、頭を下げていた
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恋桜(プロフ) - 桜澤さん» コメントありがとうございます。是非これからも楽しんでもらえたらと思います。 (2020年7月27日 15時) (
レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - みてて、なんだか、自分の頭の中でイメージがしやすくてずっと入ってきました。続きもこれから見ていきます！頑張って下さい！！(現在ep1中) (2020年7月27日 1時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！励みになります。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2020年7月9日 10時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とっても面白い！！！頑張ってください！！！！！！ (2020年7月9日 9時) (レス) id: 4eae53d9fc (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます。少しずつ書いていきますので、気が向いたら読んでくださると嬉しいです。 (2020年7月4日 21時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋桜 | 作成日時：2020年7月3日 3時
