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パッとマレウスの目の前に今度こそ、普通に戻ってくることができた。
マレウスももう、何度も見ているせいか驚くことはなく「おかえり」と声をかけてくれた
「ただいま戻りました」
なんとなくマレウスに甘えたい気分の私は、マレウスに近づこうとした
それに気がついたマレウスも手を広げるが
「貴様！！何奴！！」
この声に邪魔されてしまう
「わ、わっ」
目の前にマレウスではなく、その声の人が立ちはだかったため危うくぶつかりそうになった
「A、帰ってきたのじゃな」
「あ、リリア！はい、遅くなってすみません」
よろめいた私をリリアが支えてくれた
「紹介しよう、彼はAと同じ一年生じゃ。名前をセベクという」
「セベク…さん。初めまして、私はAです」
丁寧に挨拶したつもりだったが、セベクと言われた 彼 はとても不機嫌そうだ
「ふん、俺はセベク・ジグボルト…。人間風情が…かのマレウス・ドラコニア様に近づけると思うな！！同じ一年でも俺とお前では天と地の差があるのだ！！」
びくっ
急に大きい声出さないで、びっくりするじゃないか
「えっと…そのごめんなさい？」
私はちょっと怖くなって隣にいたリリアの後ろに隠れた
「おい、貴様。リリア様を楯にするとは！！許しがたい」
リリアは苦笑いを浮かべ、隠れた私の頭を撫でた
「セベク、よいのじゃ。A怖かったのぅ。大丈夫じゃ、よしよし」
「し、しかし！！」
「セベク、何事だ？あ、Aさん、帰ってきたんですね、おかえりなさい」
「シルバー！！お前がそんなだから、ここに人間が入り込むんだ！！」
どうやら、セベクという人は私の存在が嫌みたい。まあ、そうだよね…。私を求めてくれる人なんて、そんなにいるわけない…
「セベク、式典服を着ているから分かりにくいだろうが、Aさんのマジカルペンは緑だ。正真正銘、ディアソムニアの一員なんだぞ」
「そ、そうだとしても…」
私はシルバーと揉めるセベクさんを見ていた
私には確かに敵意を向けているが、シルバーやマレウス、リリアを見る目には尊敬や敬意なんかが現れている
そんなことを思っていると私の隣にいつの間にかマレウスがいた
「セベク」
「はい！！若様！！」
「Aを人間風情等と言うことは許さん」
そして、とってもご立腹！？
「は、いや…しかし」
マレウスに怒られたとあっては、セベクもそれ以上は言えず苦虫を潰すように顔をしかめるとこうべを垂れた
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恋桜(プロフ) - 桜澤さん» コメントありがとうございます。是非これからも楽しんでもらえたらと思います。 (2020年7月27日 15時) (
レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - みてて、なんだか、自分の頭の中でイメージがしやすくてずっと入ってきました。続きもこれから見ていきます！頑張って下さい！！(現在ep1中) (2020年7月27日 1時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！励みになります。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2020年7月9日 10時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とっても面白い！！！頑張ってください！！！！！！ (2020年7月9日 9時) (レス) id: 4eae53d9fc (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます。少しずつ書いていきますので、気が向いたら読んでくださると嬉しいです。 (2020年7月4日 21時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋桜 | 作成日時：2020年7月3日 3時
