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「あー…うーん」
目の前のフロイドさんはさっきからものすごく悩んでいる
絞めてもイイー？という危険な発言に縮こまりつつ次の言葉を待っているが悩んでいるのか、それ以上話が進まない
「どうしたのです？フロイド」
ジェイドさんも不思議に思っているのか、声をかける
「白くて、ちっちゃくて…目が赤い子っていなーい。名前つけらんないじゃーん」
どうやら、あだ名をつけたかったようだ
「いつも的確なあだ名をつけるフロイドが悩んでいるなんて珍しいですね」
私はマレウスのところへ急ぎたいなと思いつつも、蛇ににらまれた蛙状態である。なぜかこの兄弟から目が離せない
「んー、まあいいやあAちゃんって呼んであげるー」
「あ、ありがとうございます？」
「うんうんー、いいよぉー？それでぇ、絞めてもイイー？いいよね？」
「ぴょっ！？」
絞めるって、なに！？
「ふふ、フロイド。Aさんが怯えてしまってますよ。女性には優しくしないと…ね？」
びくっ
フロイドさんからは狂気的ななにかを感じてたけど、ジェイドさんもだいぶ似たような感じがする。口調は丁寧だけど…
「ジェイド、フロイド！全く、貴方たちは。昼休みにラウンジの予算案について話があるって言ってあったでしょう」
私は第三者の声にやっと金縛りのような状態が解けた
「おや？貴女は…噂の体験入学している女学生ですか？」
「あ、Aといいます…」
「Aさん。私はアズール・アーシェングロットといいます。オクタヴィネル寮の寮長を任されております。もし、何か困り事があれば私にいつでも相談しに来てくださいね？来年度には一年生になるでしょうし、テスト対策なんかも力をお貸ししますよ」
フッと笑みを浮かべてくれるが、胡散臭い
視線からは゛略奪゛の意思が読み取れる
「ありがとうございます」
触らぬ神に祟りなし、と。親切に感謝をしてると印象つけられるように丁寧に返した
「Aさん、また時間があれば私達が経営するモストロ・ラウンジにもお越しくださいね」
ジェイドさんはそう宣伝すると、アズール、フロイドとともに歩いていった。
なんか、ここの学園は個性が豊かだなあと思う…
今までマレウスやリリアたちしか知らなかった私にとっては刺激が強すぎるような……あああ！！マレウス！
すっかり忘れてた、と慌てて食堂へ向かうのだった
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恋桜(プロフ) - 桜澤さん» コメントありがとうございます。是非これからも楽しんでもらえたらと思います。 (2020年7月27日 15時) (
レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - みてて、なんだか、自分の頭の中でイメージがしやすくてずっと入ってきました。続きもこれから見ていきます！頑張って下さい！！(現在ep1中) (2020年7月27日 1時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！励みになります。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2020年7月9日 10時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とっても面白い！！！頑張ってください！！！！！！ (2020年7月9日 9時) (レス) id: 4eae53d9fc (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます。少しずつ書いていきますので、気が向いたら読んでくださると嬉しいです。 (2020年7月4日 21時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋桜 | 作成日時：2020年7月3日 3時
