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その頃 ディアソムニア寮では
「Aがいない…どこにも…」
マレウスたちは授業を終え、寮に寝かせたままにしてきたAの元へ昼食を持って帰ってきていた
そこで異変に気づく
寮の中に 彼女 の気配がないことに
「落ち着くのじゃ、マレウス」
「…目を離したからか？疲れているだろうと、そのままにして来たから居なくなったのか？」
マレウスは端からみても分かるくらい 怒り を露にしている。心配から来るものだろうが、このまま 怒り に飲まれるのはまずいとリリアは説得するが聞く耳を持たない
「マレウスよ、Aもお腹が空いたのかもしれん。昨日食堂は案内したんじゃろ？シルバー、食堂へAを探しに行くのじゃ」
「はい！すぐに」
シルバーもこんなに 怒り を露にするマレウスは久しぶりだと、冷や汗がつたう。リリアの言葉にすぐに寮を飛び出した
「マレウス、今シルバーが食堂を見に行っておる、しばし待とう。Aに、ひと言置き手紙をすれば良かったのぅ」
゛勝手に出歩かないように゛と…
マレウスはAのことを気に入っている半面、執着もしておるからのぅ。心配しているんじゃろうが、怒りが先走っておる…どうしたものか
「A…僕から逃げられると思っているのか？リリア、僕も行こう。Aをここへ連れ帰ってこよう、必ずな」
「待つのじゃ、マレウス！しばしっ」
リリアの言葉が終わる前に淡い光と共にマレウスはその場から消えた
「まずいやもしれん」
リリアも慌てて、マレウスのあとを追った
そしてそんなことになってるとは、思わない私は植物園にいる
「おーさま？」
「チッ…。俺は王様じゃねぇ、偽物だ」
レオナさんはなんだか辛そうに眉を潜めた
隣にいるラギーさんも何か知ってるように見える
「王様じゃないッスか。我らがサバナクローの寮長なんスから」
どうやら 彼も寮長らしい
「おーさまも寮長なんですね！マレウスと一緒ですね」
なんか嬉しくなって笑っていると
「あ？お前ディアソムニアなのかよ。あんなトカゲ野郎と一緒にすんな、陰気臭さが移るじゃねぇか」
「トカゲ？」
「あーあいつは…」
バーーーン
とものすごい爆発音が校舎の方から聞こえた
私はびくっと震える
なんか、とても嫌な予感がする
「あ？次から次へと、なんだってんだ」
「びっくりしたー、なんなんスかね」
二人は驚きつつも冷静だ
「ちょっと見てくるッス。Aちゃんはレオナさんと居てください」
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恋桜(プロフ) - 桜澤さん» コメントありがとうございます。是非これからも楽しんでもらえたらと思います。 (2020年7月27日 15時) (
レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - みてて、なんだか、自分の頭の中でイメージがしやすくてずっと入ってきました。続きもこれから見ていきます！頑張って下さい！！(現在ep1中) (2020年7月27日 1時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！励みになります。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2020年7月9日 10時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とっても面白い！！！頑張ってください！！！！！！ (2020年7月9日 9時) (レス) id: 4eae53d9fc (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます。少しずつ書いていきますので、気が向いたら読んでくださると嬉しいです。 (2020年7月4日 21時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋桜 | 作成日時：2020年7月3日 3時
