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「その…それ、マレウスさんにも言われたんですが。私が魔法を使う前に、By your side foreverって言うと、解除するまでの間なんでも願いが叶うんです。マレウスさんは空間転移魔法の一種じゃないかって言ってました」
リリアさんはマレウスさんを私の上から退かすと、怪我がないことを確かめ地面に寝かせた
「ふむ…使い方としてはユニーク魔法のそれじゃな。じゃが、空間転移ならばマレウスが寝ているのは何故じゃ?それにさっきわしは、いきなりここに飛ばされたのじゃ」
「え?リリアさん、私の声を聞いて来てくれたのではないのですか?」
「叫んだのはわかったが、わしが魔法を使うよりも早くここへつれてこられてしまったのお。とりあえずここでは冷える。A、ものは試しじゃわしらを城へ飛ばしてくれぬか?」
リリアさんはマレウスを背負うのは骨が折れるといい、そう私に言った
「わかりました。やってみます」
皆を暖かいお城の中へ By your side forever゛ずっと、そばに゛
3人はまたも瞬時に城内へ移動した
それだけではない
移動したのはリビングだったが、暖炉もたかれており、部屋のなかも暖かかった
そしてサイドテーブルには水まで用意されている
「おかしいのぉ。わしがこの部屋を出る前にシルバーが暖炉も灯りも消したはずじゃが…」
私は連続で魔法を使ったことでだいぶ疲れていた。リリアさんの独り言も耳に入らず、ぜえぜえと息を切らす
「A大丈夫かの?」
リリアさんは心配そうに覗きこんでくる
「は、い…大丈夫…です」
「もう遅い、部屋に戻るといい。送ろう」
「でもマレウスさんも、ここじゃ風邪引いちゃいますよ。部屋まで戻らないと」
マレウスさんを部屋に またそんなことを私は願ってしまう
そして、気づけば私とマレウスさんだけ、マレウスさんの部屋に移動していた
なんと都合がいいのだろうか、マレウスさんはベッドのなかに移動できたようでしっかりと布団もかけていた
「良かった、何事もなくて…」
私も、もう…眠い
とさっ
私はマレウスさんの寝顔を見ると、床の上にも関わらずそのまま寝落ちてしまった
遅れてマレウスさんの部屋に入ってきたリリアさんはその状態にまたも驚く
「マレウスをAが一人でベッドへ運んだ?というのかのぉ」
身長差に加えて、Aは女性だ
空間転移魔法が使えたとしても、布団をかけたりなどできるのだろうか
とりあえずAを抱え、彼女 の部屋へ連れていくことにした
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恋桜(プロフ) - 桜澤さん» コメントありがとうございます。是非これからも楽しんでもらえたらと思います。 (2020年7月27日 15時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - みてて、なんだか、自分の頭の中でイメージがしやすくてずっと入ってきました。続きもこれから見ていきます!頑張って下さい!!(現在ep1中) (2020年7月27日 1時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます!励みになります。これからもどうぞよろしくお願いします! (2020年7月9日 10時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とっても面白い!!!頑張ってください!!!!!! (2020年7月9日 9時) (レス) id: 4eae53d9fc (このIDを非表示/違反報告)
恋桜(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます。少しずつ書いていきますので、気が向いたら読んでくださると嬉しいです。 (2020年7月4日 21時) (レス) id: ae2ba33378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋桜 | 作成日時:2020年7月3日 3時