1話 最後にもう一回だけhshsしたかった… ページ2
至って普通のオタクだった。
平日には高校へ行き、授業を受けて、家へ帰る。
朝には無かった怠さに耐えながら、夕飯を食べ、そしてベットに沈む。
休日には、友達とアニメイト行って
アニメについて語って
グッズ買ってhshsして←
休日の夕方ということもあり、すし詰め状態になった満員電車で、
流されないように、必死に吊革につかまった。
その様子がおかしくって、電車の中で友達と一緒に、静かに笑い合った。
数分後。
さあ家に帰ろうってなった時に
「キャアア！！」
友達の悲鳴が聞こえて
目に飛び込んだのは
友達に刃物を向けて走っている怪しい男。
その姿は、全身真っ黒な服を着た、不審者です、と自分で
言っているような姿だった。
あ、やばい
そう思った時、私は咄嗟に友達の前に出た。
刹那、お腹にくる衝撃と痛み。
足に力が入らなくなって。
息がしづらくなって。
くるりと世界が回った。
気づいたら、地面から、涙で顔をぐちゃぐちゃにした友達を見上げていて
十数人ほどの警察の人が、無線に話しかけたり、
黄色いテープを張ったり、野次馬を追い払ったりしてた。
そこで気づいたのは、
腹に何がの異物の感触と、私が横たわっている生暖かい血溜まり。
あ、私刺されたんだな
ってわかった。
自分でも驚くほど冷静だった。
今わかるのは、
もうすぐ死ぬってこと。
私の体を包み込み、未だに広がっていく赤い血。
どう考えても、これは死ぬ量の血だ。
素人の私でも分かった。
うーん。
あっけなく終わったな。
私の人生。
別にこの世に未練があるわけじゃないから
死にたくない、とかは思わなくて。
ボヤァ、と視界が滲んで来て
もう時間だ
と分かった。
いつも笑っている友達は
さっき以上に涙で顔をぐしゃぐしゃにしていた。
救急隊員の人に、担架に乗せられて運ばれる私に、
救急車の中にまで着いて来てくれて、必死に私に何かを呼びかけている。
そんな顔をされたら
逝きにくいよ。
でも、時間は待ってくれない。
せめて、一言
「 バ、イ…イ」
その一言は、小さくて、か細いものだったと思う。
私の言葉は、意味を成さないまま、消えて言った。
そして、私の人生は終わった
___________________はずだった。
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奥山乃愛(プロフ) - リトルナイトメア面白いですよね！私今、キッドを攻略中なんですよ！フェアリーテイルおすすめですよ！めっちゃ面白いです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月29日 15時) (
レス) @page18 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラ（ヴィランやプロヒーローにも）に愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月29日 15時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
アケ(プロフ) - ナナコカードさん» その手がありましたか………！← なんか言葉教えて延々と繰り返して癒してもらいたい………。 (2018年3月4日 19時) (レス) id: d1c13beed8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナコカード - 犬猫のアレルギーがあるならインコちゃん飼いましょう(仲間を増やす) (2018年3月4日 17時) (レス) id: 54f25622c3 (このIDを非表示/違反報告)
アケ(プロフ) - 蛙奈さん» ですよね私も思いました〜〜！← 2回目のコメントありがとうございます！これからも頑張らせていただきます！ (2018年1月18日 22時) (レス) id: e8ce430f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アケ | 作成日時：2017年12月24日 12時
